日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

マイクロアグレッション(まいくろあぐれっしょん)

区分3 言語と心理 ・ 日本語教員試験の用語

日常のさりげないやりとりに含まれる軽視・侮辱・否定。決定的な特徴は、送り手の意図の有無を問わないことである。

「日本語お上手ですね」「お箸使えるんですね」といった、ほめているつもりの言葉が、相手をいつまでも外部の人として扱う形になることがある。一つひとつが小さいから「マイクロ」なのであって、軽いから問題がないという意味ではない。「そんなつもりはなかった」は成立の可否には関係しない。

具体例

日本で生まれ育ち、日本語を母語とする外国にルーツのある生徒が、初対面の人から毎回「日本語上手だね」「いつ国に帰るの」と言われる、という場面が考えられる。言う側はほめたり親しみを示したりしているつもりでも、言われる側は「あなたはここの人ではない」と繰り返し告げられていると受け取りうる。一回ごとは小さくても、積み重なることで負担になる。

教室では、名前が覚えにくいからと本人に断らずに呼びやすいあだ名を付ける、ある国の出身者に毎回その国の代表として意見を求める、といった行為もこれにあたりうる。教師にできることの一つは、自分の言葉が相手にどう届くかを想像し、指摘されたときに意図の説明より先に、相手の受け取り方を聞くことである。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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もっとくわしく: 認知バイアス — 悪意がなくても、すれ違いは起きるこの用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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