ある集団に属する人々について、単純化され固定化されたイメージ。リップマン(Lippmann)が『世論』(1922)で広めた概念で、複雑な世界を効率よく処理するための認知の枠組みという側面をもつ。
内容が肯定的であってもステレオタイプであることに変わりはない。「◯◯人はまじめだ」のような評価も、個人差を見えなくするという点では同じ働きをする。
感情をともなう否定的な態度が偏見、実際の行動として現れたものが差別で、認知・感情・行動の三層として区別される。この区別の入れ替えが試験のねらいどころ。日本語教育では、教材の会話文や役割語がステレオタイプを再生産していないかという観点で問われる。