専門語や仲間内で使われる語が、下がり目のある型から平板型へ変わっていく現象。
もとは職業集団の中で「その世界の人間である」ことを示す働きをもつと説明され、そこから一般に広がることがある。アクセントは地域によっても世代によっても揺れるため、規範として一つの型だけを示すのは実態に合わない。
「彼氏」「クラブ」などは、下がり目のある読み方とは別に、平板型で言う人がいる語として挙げられることがある。「クラブ」は、運動部などを指すときと、踊りや音楽を楽しむ店を指すときとで、アクセントを言い分ける話者もいる。同じ語でもアクセントが一つに定まらない例である。
学習者から「先生の言い方と辞書のアクセントが違う」と質問されることがある。そのときは、どちらかを誤りと決めつけるのではなく、アクセントには地域や世代による揺れがあり、平板化はその流れの一つだと説明できるとよい。教材の音声と教師の発音が違う場合も同じように扱える。
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