複合語になると全体で一つのアクセントの単位になり、型は原則として後部要素の性質で決まる。前部要素がもっていた下がり目は失われる。
その結果、下がり目は語全体で1か所以下になる。これは日本語のアクセントが「どこで下がるか」を示すものであり、1語に下がり目は1か所までという原則の表れ。
「複合すると必ず平板型になる」わけではない。
「はる(春)」と「やすみ(休み)」が結びついて「はるやすみ」になると、二つの語を並べたときのアクセントがそのまま残るのではなく、全体で一つのまとまりとして発音される。前部の「はる」がもっていた下がり目は消え、語全体での下がり目は1か所以下になる。
学習者が複合語を「はる・やすみ」のように二語に切り、それぞれのアクセントで読むと、二つの語を並べたように聞こえる。アクセント辞書で複合語の型を引かせたり、教師が全体で一回だけ下がる読み方を聞かせたりして、複合語は一つの単位で発音するという意識をもたせるとよい。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。