バドリーとヒッチが提唱した記憶の仕組み — 日本語教員試験 基礎試験 練習問題 第33問(基本100問)
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
「バドリーとヒッチが提唱した、中央実行系が音韻ループや視空間スケッチパッドなどを制御し、情報を一時的に保持しながら処理も行うとされる記憶の仕組み」
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正解: ③ ワーキングメモリ
この問題のテーマ:ワーキングメモリ
バドリーとヒッチが提唱したワーキングメモリ(作動記憶)のモデルの説明です。中央実行系が、音声情報を保つ音韻ループや視覚・空間の情報を保つ視空間スケッチパッドなどを制御し、情報を一時的に保持しながら処理・操作するとされます(のちにエピソード・バッファが加えられました)。聴解・読解・会話で前の内容を覚えつつ次の情報を処理する場面を考える際の基礎になります。短期記憶との区別や長期記憶との関係はモデルによって異なり、長期記憶の活性化した部分としてワーキングメモリを捉えるモデルもあります。長期記憶は、意味記憶・エピソード記憶を含む宣言的記憶と、技能・習慣に関わる手続き的記憶などの非宣言的記憶に分けられます。感覚記憶は、感覚器官に入った情報をごく短い時間だけ保つ記憶です。