練習問題 第1588問 — 区分5 言語
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
次の四つの文の「に」のうち、用法がほかの三つと違うものはどれですか。
○答えと解説を見る
正解: ③ 三時に出かける
この問題のテーマ:「に」の用法の見分け
「三時に出かける」だけが時点を表す「に」で、ほかの三つは存在の場所を表す「に」です。ニ格は多義的で、時点、着点・方向、相手、存在の場所、変化の結果、動作の目的などを表します。「箱の中にねこがいる」「庭に犬がいる」「教室に学生がいる」は、いずれも「ある」「いる」という存在を表す動詞とともに、何かがある場所を示しています。「三時に出かける」の「に」は、出かけるという出来事が起こる時点を示していて、場所ではありません。場所の使い分けの基本は、存在はニ格、動作はデ格です。「教室にいます」「教室で勉強します」のように分かれ、ここから「公園で子どもがいます」のような誤用が生まれます。学習者の誤用が集中するのが、多義的な「に」と「で」の使い分けで、どちらも場所を表せるうえ、母語では一つの前置詞に対応してしまうことが多いためです。