日本語教員プラネット 基礎試験 日本語教員試験 基礎試験の練習問題

練習問題 第1585問 — 区分5 言語

適切選択 言語|区分5
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
次の四つの複合動詞のうち、種類がほかの三つと違うものはどれですか。
○答えと解説を見る
正解: ② 飛び込む

この問題のテーマ:複合動詞の二種類の見分け

「飛び込む」だけが語彙的複合動詞で、ほかの三つは統語的複合動詞です。影山太郎が分けた二種類です。統語的複合動詞は、文法的複合動詞とも呼ばれ、後ろの動詞が文法的な働きを担います。「読み始める」の「始める」は開始、「書き続ける」の「続ける」は継続、「食べ終わる」の「終わる」は完了を表し、ほかにも「食べすぎる」の過剰、「書き直す」の再試行、「言い忘れる」の未遂のように、後ろの動詞が、前の動詞の表す動きに意味を添えます。こうした後ろの動詞の種類は三十ほどに限られる一方、前の動詞は意味の上で合うものなら広く入れ替えられます。開始や継続を表すものなら、「読むことを始める」のように前の動詞を「こと」の形に言い換えることもできます。これに対して「飛び込む」は、前と後ろの動詞が語彙のレベルで一つに結びついたもので、「飛ぶことを込む」とは言えません。「込む」は独立した文法的な働きをもたず、勢いよく中へ入るという全体の意味の一部になっています。組み合わせは「飛び込む」「駆け込む」「見上げる」のように語ごとに決まっていて、一つずつ覚えるので、語彙的複合動詞と呼びます。後ろの動詞が文法的な働きを担い、前の動詞を広く入れ替えられるかどうかが、二種類の見分け方です。

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