翻案の名称 — 日本語教員試験 基礎試験 練習問題(ドリル)
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
著作権法上、既存の著作物の表現上の本質的な特徴を保ったまま、新たな創作的な表現を加えて、別の著作物を作ることを何というか。
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正解: ③ 翻案
翻案です。この定義は2001年の最高裁判決によるものです。創作性のある新聞記事を、本質的な特徴を保ったまま新たな創作的表現を加えてやさしい日本語に書き換え、教材にする場合などがこれにあたり、著作権者の翻案権(第27条)が及びます。著作者の意に反する改変を受けない同一性保持権(第20条)にも関わります。記事から事実だけを取り出して自分の表現で書く場合は、翻案にはあたりません。複製は、印刷や複写、録音などによって著作物を有形的に再製すること、引用は、公正な慣行に合致し正当な範囲内であるなどの条件のもとで、自分の文章などの中に他人の著作物を取り込んで利用すること、公衆送信は、インターネットなどを通じて著作物を公衆に向けて送信することです。いずれも、元の著作物をもとに別の著作物を作り出すことを指す語ではありません。