練習問題 第1218問 — 区分4 言語と教育
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
創作性のある新聞記事を、表現上の本質的な特徴を保ちつつ新たな創作的表現を加えて、やさしい日本語に書き換えて教材にする行為について、著作権法上の説明として最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ③ 翻案にあたり、翻案権と同一性保持権の両方に関わる
この問題のテーマ:翻案と同一性保持権
2026年9月時点の著作権法では、元の表現の本質的な特徴を残しつつ、新たな創作的表現を加えて書き換える行為は翻案にあたり、翻案権(第27条)に加えて、著作者の意に反する改変を受けない同一性保持権(第20条)にも関わります。記事から事実だけを取り出して自分の表現で書く場合は、翻案にはあたりません。第35条の条件を満たす授業での利用なら翻案も行えます(第47条の6)が、著作者人格権は別に考える必要があります(第50条)。やさしい日本語への書き換えは教育上有用ですが、著作権法上は改変でもある、という二面性を押さえておきます。