マルチレベルクラスの工夫 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第45問(基本60問)
次の事例を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
地域の日本語教室には、ひらがなを学習中の人から日本語能力試験N2レベルの人までが同じ時間帯に参加している。全員に同じ課題を出すと、どちらかが退屈したり、ついていけなくなったりする。この教室では、参加者全員が同じ話題で一緒に活動する時間を大切にしている。
運営・指導の工夫として最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ① 同じ話題で、習熟度に応じて課題や役割の難しさを変える
この問題のテーマ:マルチレベルクラスの工夫
レベルの異なる学習者が同じ教室にいる場合は、全員に同じ課題を出すことを前提にしない設計が必要です。同じ話題で難易度の異なる課題や役割を用意すると(同じ「防災」の話題でも、初級の人は語彙を合わせる役、上級の人は内容を説明する役にする等)、全員が同じ活動に参加できます。上級者が初級者を支える協働的な役割も考えられます。話題をそろえても、上級者だけが課題に取り組んで初級者が見学する方法や、上級者が別室で自習する方法では、この教室が大切にしている、全員が一緒に活動する時間になりません。全員に同じ課題を課して難しさを変えなければ、どちらかが退屈したりついていけなくなったりする問題が残ります。