文法解説を動画にして教室で練習する授業 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第37問(基本60問)
次の事例を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
対面授業の時間の多くが文法説明で消え、練習時間が足りない。そこで文法解説を短い動画にして授業前に各自で視聴させ、教師と学習者が学校の同じ教室に集まる時間には、練習・質疑・応用活動を行う形に変更した。
変更後の授業形態の説明として、最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ② 説明の学習を授業前に移し、授業中に練習や応用を行う、反転授業
この問題のテーマ:反転授業
反転授業(flipped classroom)は、従来「教室=講義、家庭=練習(宿題)」だった役割を入れ替え、知識の説明を事前学習に、授業の時間を練習・質疑・応用に配分する設計です。教師がその場で個別に支援したり、学習者同士が協働したりする時間を確保しやすくなります。この事例では、教師と学習者が学校の同じ教室に集まって活動するので、授業と学習活動をすべてインターネット上で行う完全オンライン授業や、離れた場所から通信で同時に参加する同期型遠隔授業には当たりません。また、変更後は授業の時間を知識の説明ではなく練習に充てているので、講義中心の授業でもありません。ただし、事前学習をしてこない学習者への手当てや動画視聴の負担など、運用面の設計も必要です。ICTはあくまで手段であり、使うこと自体が目的ではありません。