企業の日本語研修を依頼されたときの最初の一歩 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第27問(基本60問)
次の事例を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
企業から「外国人社員向けの日本語研修を3か月でお願いしたい」と依頼された。担当教師は、受講者の日本語レベルも、業務で日本語を使う場面もまだ把握していない。
この依頼を受けて、教材や授業内容を決める前に最初に行うこととして、最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ② 受講者と依頼元に聞き取りを行い、研修の目標と現状を調べる
この問題のテーマ:ニーズ分析とレディネス調査
コースデザインは、何のために・どんな場面で日本語が必要かを調べるニーズ分析と、現在の日本語力・学習経験・使える時間などの学習条件を調べるレディネス調査から始めます。この事例では、受講者の日本語レベルも業務で日本語を使う場面も分かっていないため、まず調査が必要です。その結果をもとに目標を設定し、シラバス・教材・評価方法を決めていきます。教科書の選定、試験対策、文法の総復習から入ると、目標と現状が分からないうちに進め方を決めてしまい、3か月という限られた期間が目標とずれた学習に使われるおそれがあります。