情意フィルター仮説 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第18問(基本60問)
次の事例を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
会話クラスのKさんは間違いを強く恐れ、指名されると黙り込んでしまう。教師が誤りをその場で細かく訂正するほど、ますます発話しなくなった。この事例を扱った検討会では、クラッシェンの情意フィルター仮説が紹介された。この仮説では、耳にした内容の意味が分かっていても、緊張や自信のなさが、入ってきた言語を新しい力として取り込む過程を妨げることがあると考える。
クラッシェンのモデルに基づく説明として最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ① 不安が高まると、理解できる言語に触れても習得に結びつきにくくなる
この問題のテーマ:情意フィルター仮説
クラッシェンの情意フィルター仮説では、不安が高い・自信がないといった情意状態では心理的なフィルターが上がり、インプットが取り込まれにくくなるとされます。誤りの扱い(その場で明示的に直すか、活動後にまとめて扱うか)は、学習者の情意面と活動の目的に応じて判断すべき指導技術です。安心して話せる雰囲気づくりと、流暢さをねらう活動では訂正を控えるといった調整が適切です。