「です・ます」しか使えない学習者への指導 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第15問(基本60問)
次の事例を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
会話クラスの学習者Iさんから「日本人の友だちと話すときも『です・ます』しか使えません。『ていねいすぎて距離を感じる』と言われました」という相談があった。
指導の方針として最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ③ 相手や場面に応じた丁寧体と普通体の使い分けを、段階的に練習させる
この問題のテーマ:スピーチレベルの使い分け
「です・ます」一辺倒は安全に見えて、実際には心理的距離のシグナルとなり、親しい関係づくりを妨げることがあります。丁寧体と普通体の切り替え(スピーチレベルシフト)には、対人関係を調整したり、話の区切りを示したりする働きがあります。この事例では、相手との距離感に関わる使い方を明示的に扱うことが考えられます。誰に・どんな場面で・どのように切り替わるのかを実例で観察させ、ロールプレイなどで段階的に練習させるのが適切です。