本文を読むための語(35語)
扉・本文・「ことばを確かめよう」「内容を確かめよう」に出る語です。
- アレルギー名詞本文特定の食べ物や花粉などに体が強く反応して、かゆみや鼻水などが起こること。〜がある〜を起こす〜反応
- レストランで注文の前に店員に確認する。卵のアレルギーがあるんですが、このメニューは大丈夫ですか。
- 新しい職場の健康診断。担当者が問診票を見ながら聞く。薬のアレルギーはありますか。
「卵アレルギー」「金属アレルギー」のように前に原因を付ける。発音が「アレルギ」と短くなりやすいので、長音を確かめる。 - 一般的いっぱんてきな形容詞本文多くの人や場合にあてはまる。特別ではなく、ふつうの。〜に〜な考え方〜に言えば
- 日本の会社について、先輩に聞く。日本では、4月に入社するのが一般的なんですか。
- レポートの本文に書く。一般的に、都市のほうが地方より物価が高いと言われている。
「一般的に」は文頭で「ふつうは」の意味。「一般に」も同じように使える。 - 遺伝するいでんする動詞本文親の体の特徴や性質が、子どもに伝わる。〜に〜親から〜〜しやすい
- 友達と家族の話をしている。目が悪いのは、父から遺伝したんだと思う。
- 医師が病気について患者に説明する。この病気は遺伝することがあるので、ご家族に同じ症状の方がいないか教えてください。
名詞「遺伝」「遺伝子」とセットで。「〜が〜に遺伝する」の助詞を確かめる。 - 異物いぶつ名詞本文本来そこにあるはずのない、ほかのもの。体の中では、ほこりやごみなどのこと。〜が入る〜を取り除く〜が混入する
- 食品工場の朝礼。リーダーが新しく入った人に注意する。髪の毛などの異物が製品に入らないように、帽子をきちんとかぶってください。
- 目が痛くて眼科に行った。医師が説明する。目に小さい異物が入っていたので、取りました。
日常会話では「ごみ」「何か」と言うことが多く、「異物」は説明文や仕事の場面の語。 - 屋内おくない名詞本文建物の中。反対は「屋外」。〜で〜に入る〜のプール
- 雨の日の体育祭。先生が学生に伝える。今日は雨なので、体育祭は屋内で行います。
- 夏に外で作業していた同僚が、暑さで疲れている。少し屋内で休んだほうがいいですよ。
「室内」より少しかたい言い方で、案内文や説明文に多い。会話では「中」「建物の中」で足りることが多い。 - 起こすおこす動詞本文ある出来事や動きを生じさせる。「くしゃみを起こす」「事故を起こす」のように使います。寝ている人を目覚めさせる意味もあります。くしゃみを〜事故を〜問題を〜
- 花粉症について、医師が患者に説明する。花粉が鼻に入ると、体がそれを外に出そうとしてくしゃみを起こすんです。
- 運転免許を取ったばかりの友達に言う。事故を起こさないように、最初はゆっくり走ってね。
自動詞「起きる・起こる」と他動詞「起こす」の対。「明日7時に起こして」の「起こす」も同じ語で、学習者はこちらを先に知っていることが多い。 - 押しだすおしだす動詞本文中にあるものを、力を加えて外へ出す。〜を〜外へ〜空気を〜
- 歯磨き粉のチューブが残り少ない。ルームメートに言う。下から押しだせば、まだ少し出るよ。
- 満員電車で降りられそうになかったが、後ろの人が助けてくれた。後ろから押しだしてもらって、やっと降りられた。
「押し出す」と書くことも多い。「押す+出す」の複合動詞として、「吸い込む」「取り込む」と一緒に整理できる。 - 親子おやこ名詞本文親と子。親と子の関係。〜で〜の関係〜連れ
- 公園で遊んでいる人たちを見て言う。あの親子、顔がそっくりだね。
- 地域のイベントの案内をする。このクラスは親子で参加できます。
「親子丼」の「親子」は鶏肉と卵のこと。食べ物の名前として知っている学習者が多い。 - 回数かいすう名詞内容を確かめよう何回あるかという数。〜が多い〜を数える〜を減らす
- 健康相談で、保健師から指導を受ける。お酒を飲む回数を、週に2回までに減らしましょう。
- バスの定期券を買うか迷っている友達に言う。乗る回数が少ないなら、回数券のほうが安いよ。
- 花粉症かふんしょう名詞本文スギなどの花粉が体に入って、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどが起こる病気。日本では春に多いです。〜になる〜がひどい〜の薬
- 春、職場で目を赤くしている同僚に聞く。もしかして花粉症ですか。今年はひどいですね。
- 日本に来て2年目の春、急に鼻水が出るようになった。日本に来てから花粉症になったみたい。
「花粉症だ」「花粉症になる」。「花粉症にかかる」は言えなくはないが、ふつうは「になる」。 - 興味深いきょうみぶかいい形容詞本文とても面白くて、もっと知りたくなる。「面白い」よりかたい言い方。〜話〜結果〜く思う
- ゼミで発表を聞いたあと、先生がコメントする。国によって結果が違うというのは、興味深いですね。
- 読んだ文章の感想を書く。くしゃみの速さについての話は、とても興味深かった。
話や結果を評価する語で、人には使いにくい(「興味深い人」は不自然)。「興味がある」(自分の気持ち)と区別する。 - くしゃみ名詞扉のページ鼻がむずむずして、鼻と口から急に強く息が出ること。風邪や花粉症のときによく出ます。〜が出る〜をする〜が止まらない
- 春の授業中、くしゃみが3回続いた。隣の席のクラスメートに小さい声で言う。すみません、花粉症でくしゃみが止まらなくて。
- 職場で同僚が何度もくしゃみをしている。心配して声をかける。くしゃみがすごいですね。風邪ですか。
動詞は「くしゃみをする」「くしゃみが出る」。「くしゃみする」は会話で聞くこともあるが、まず「をする」の形で教える。 - 国内外こくないがい名詞本文国の中と外。日本と外国の両方、という意味で使います。〜で〜から〜の〜
- 就職の面接で、会社の説明を聞く。当社は国内外に工場があり、海外で働く機会もあります。
- スポーツのニュースを見て、友達に言う。あの選手は国内外で有名だね。
「国内」と「国外」をまとめた語。会話では「国内と海外」「日本でも外国でも」と言うほうが自然なことが多い。 - 自覚症状じかくしょうじょう名詞本文病気のとき、自分で「痛い」「だるい」などと感じる体の変化。〜がある〜がない〜が出る
- 健康診断の結果で再検査になった。医師が言う。自覚症状がなくても、数値が高いので検査を受けてください。
- 体の調子が悪いのに病院に行かない友達に言う。自覚症状が出てからでは遅いこともあるから、早めに行ったほうがいいよ。
- 仕組みしくみ名詞内容を確かめよう物事がどのように組み立てられ、どう動くか。機械・制度・体などに使います。〜を知る〜を説明する〜がわかる
- 日本の年金について、会社の先輩に聞く。年金の仕組みがよくわからないので、教えてもらえますか。
- 子どもに自動販売機について聞かれた。お金を入れるとボタンが押せるようになる仕組みなんだよ。
- 刺激するしげきする動詞本文外から働きかけて、体や心に反応を起こさせる。〜を〜神経を〜食欲を〜
- 辛い料理を食べたら、涙とくしゃみが出た。唐辛子が鼻を刺激して、くしゃみが出た。
- 友達が帰り道で新しい店に入ってしまった理由を話す。カレーのにおいが食欲を刺激して、つい入っちゃった。
名詞「刺激」は「刺激が強い」「刺激を受ける」の形でも使う。 - 子孫しそん名詞本文子ども、孫、そのまた子どもと続く、後の世代の人たち。反対は「先祖」。〜に伝わる〜を残す〜のために
- 歴史の授業で、先生が古い城について説明する。この城は、今もその武士の子孫が管理しています。
- 環境問題のニュースを見て、友達に言う。子孫のために、きれいな川を残したいね。
- 症状しょうじょう名詞本文病気やけがのときに体に出る変化。熱・せき・痛みなど。〜が出る〜が軽い/重い〜を伝える
- 病院の受付で、問診票の書き方を聞く。症状の欄には、いつからどこが痛いかを書けばいいですか。
- 薬局で店員が薬の飲み方を説明する。この薬は、症状が軽いうちに飲むと効きやすいです。
- 神経しんけい名詞本文体の中で、感じたことを脳に伝えたり、脳からの命令を体に伝えたりする線のようなもの。「神経を使う」で、細かいことに気をつける意味にもなります。〜を刺激する〜が通る〜を使う
- 歯医者で治療の説明を受ける。虫歯が神経まで進んでいるので、治療に少し時間がかかります。
- 会社でミスができない仕事を任された。友達に言う。数字を扱う仕事だから、毎日神経を使う。
- 吸い込むすいこむ動詞本文息や空気といっしょに中へ入れる。掃除機などがごみを中へ入れることにも使います。〜を〜空気を〜煙を〜
- 山でハイキング。友達に言う。空気がきれいで、思わず深く吸い込んだ。
- 掃除機のごみパックがいっぱいになった。ごみを吸い込まなくなったから、パックを替えよう。
反対は「吐き出す」。 - 生理現象せいりげんしょう名詞本文くしゃみ・あくび・汗のように、体が自然に行う働き。〜の一つ〜だから〜として
- 授業中にあくびをして先生に謝った。先生が言う。あくびは生理現象だから、仕方ないですよ。
- 友達が人前で鼻をかむのを恥ずかしがっている。生理現象なんだから、気にしなくていいよ。
「現象」は「起こること」。「自然現象」「社会現象」と並べると意味がつかみやすい。 - 掃除機そうじき名詞ことばを確かめようごみやほこりを吸い込んで、部屋をきれいにする機械。〜をかける〜で吸う〜の音
- 週末、ルームメートと掃除の分担を決める。私が掃除機をかけるから、台所をお願い。
- 夜に掃除をしていたら、隣の人に注意された。夜遅く掃除機の音がすると、隣に迷惑ですよ。
動詞は「掃除機をかける」。「掃除機をする」は不自然。 - そっくりな形容詞本文顔や形、声などがとてもよく似ている。「全部そのまま」の意味もあります。〜に〜だ〜な声親子で〜
- 友達の弟の写真を見せてもらった。弟さん、あなたにそっくりだね。
- 先輩が部長のまねをしているのを聞いた。声が部長にそっくりで、びっくりした。
「AはBにそっくりだ」の助詞は「に」。「似ている」より程度が強い。 - 伝わるつたわる動詞本文情報や気持ち、音や熱などが、ある場所から別の場所へ届く。〜に〜気持ちが〜情報が〜
- 日本語で自分の考えを話したら、相手がうなずいてくれた。日本語はまだ下手だけど、気持ちは伝わったと思う。
- 会社で連絡のミスがあった。上司が原因を言う。変更の連絡が現場に伝わっていなかったようです。
「伝える」(人が意志をもって届ける)と「伝わる」(自然に届く)の自他の対。 - 定義ていぎ名詞内容を確かめようある言葉や物事が何であるかを、はっきり決めて説明すること。その説明。〜する〜を決める〜によると
- レポートの書き方を先生に聞く。最初に、この言葉の定義を書いたほうがいいですか。
- 友達と「大人とは何か」を話している。大人の定義は、人によって違うと思う。
- 取り込むとりこむ動詞本文外にあるものを中に入れる。洗濯物を家の中に入れるとき、写真やデータをパソコンに入れるときにも使います。〜を〜洗濯物を〜写真を〜
- 雨が降りそうなので、家にいる家族に電話する。雨が降りそうだから、洗濯物を取り込んでおいて。
- 会社で先輩に頼まれる。カメラの写真をパソコンに取り込んでおいてもらえますか。
- 脳のう名詞本文頭の中にあって、考えたり、体を動かす命令を出したりする部分。〜に伝わる〜を使う〜の働き
- 健康番組を見て、家族に話す。睡眠が足りないと、脳が十分に休めないんだって。
- 授業で先生が体の仕組みを説明する。指を動かすときも、まず脳から命令が出ています。
- 入るはいる動詞本文外のものが中に移る。「目に入る」は、見ようとしなくても自然に見えること。目に〜光が〜耳に〜
- 駅で待ち合わせ。遠くにいた友達をすぐ見つけた。探さなくても、赤いコートがすぐ目に入ったよ。
- 風の強い日に自転車に乗っていて、目が痛くなった。目にごみが入ったみたいで、涙が止まらない。
「目に入る」は自分の意志と関係なく見えること。見る動作は「見る」で、「目に入れる」とは言わない。 - 鼻水はなみず名詞本文鼻から出てくる水のような液。風邪や花粉症のときに出ます。〜が出る〜が止まらない〜をかむ
- 薬局で薬を探している。店員に症状を伝える。鼻水が止まらないんですが、どの薬がいいですか。
- 子どもを保育園に送る。先生に今朝の様子を伝える。少し鼻水が出ていますが、熱はありません。
「鼻水をかむ」より「鼻をかむ」が自然。ティッシュで取る動作は「鼻をかむ」で教える。 - パワー名詞ことばを確かめよう力。機械の強さや、人の元気・エネルギーにも使います。〜がある〜が強い〜不足
- 家電の店で掃除機を比べている。店員に聞く。この掃除機は、パワーが強いほうですか。
- 朝ごはんを食べない同僚に言う。朝ごはんを食べないと、午後までパワーが持たないよ。
- 反射運動はんしゃうんどう名詞本文考える前に、体が自動的に動くこと。熱いものに触って手を引くような動き。〜が起こる〜の一つ〜で
- 理科の授業。先生が体の働きを説明する。熱いものに触ったとき、考える前に手を引きますね。これが反射運動です。
- 友達が飛んできたボールをよけた。それを見て言う。今の、反射運動だね。考える前に体が動いてた。
- 光ひかり名詞本文太陽や電気などから出て、物を明るく見せるもの。〜が入る〜を浴びる強い〜
- 朝、カーテンを開けたら部屋が明るくなった。ルームメートに言う。光が入ると、部屋が全然違うね。
- 会社の席が窓のそばで、午後はパソコンの画面が見えにくい。上司に相談する。午後は光が強くて画面が見えにくいので、席を変えてもいいですか。
- ほこり名詞本文空気の中や物の上にたまる、とても小さいごみ。〜がたまる〜を払う〜っぽい
- 引っ越しの日、家具を動かしたら後ろが白くなっていた。棚の後ろにほこりがたくさんたまってる。
- 久しぶりに本棚を掃除する。ルームメートに手順を言う。本の上のほこりを払ってから、拭きましょう。
「誇り(ほこり)」と同じ音。漢字は「埃」だが、ふつうはひらがなで書く。 - まぶしいい形容詞本文光が強すぎて、目を開けていられない感じ。光が〜〜くて目が開けられない〜そうに
- 朝の電車で、窓から太陽の光が直接当たる。隣の友達に言う。まぶしいから、カーテン閉めてもいい?
- 暗い部屋で勉強していて、スマホを見たら目が痛くなった。暗いところでスマホを見ると、まぶしくて目が疲れる。
- むずむずする動詞本文鼻や体の中がかゆいような、落ち着かない感じがする。「早くやりたくて落ち着かない」の意味でも使います。鼻が〜背中が〜〜して落ち着かない
- 春になって、授業中に鼻の調子が悪い。鼻がむずむずして、くしゃみが出そう。
- 新しいゲームを買ったのに、仕事でまだ遊べない。早く帰ってやりたくて、むずむずする。
体の感覚を表す「擬態語+する」(ぞくぞくする・ちくちくする・ひりひりする)と並べると整理しやすい。