本文を読むための語(49語)
扉・本文・「ことばを確かめよう」「内容を確かめよう」に出る語です。
- 歩き回るあるきまわる動詞本文あちこちをたくさん歩く。町を〜一日中〜〜って
- 留学生が、週末の出来事を友だちに話す。京都を一日中歩き回って、足がぱんぱんだよ。
- 営業の同僚が、帰ってきて言う。今日は新しい店を探して、駅の周りを歩き回りました。
- いい気になるいいきになる連語本文ほめられたり、うまくいったりして、自分はすごいと思い込む。よくない意味で使う。ほめられて〜〜って〜らない
- 留学生が、自分の反省を作文に書く。日本語が上手だとほめられて、いい気になって勉強をやめてしまった。
- 先輩が、後輩に注意する。一度うまくいったからって、いい気になってはいけないよ。
- 依頼いらい名詞(する)本文人に仕事などを頼むこと。「〜する」の形で動詞として使う。「頼む」よりあらたまった言い方。〜する〜を受ける〜を断る
- 留学生が、翻訳のアルバイトについて先生に相談する。会社から翻訳を依頼されたんですが、料金はどのくらいが普通ですか。
- 会社で、同僚が外注の件を報告する。デザインは外の会社に依頼しました。来週、案が届きます。
- おかしいい形容詞本文ふつうと違っていて変だ。笑いたくなるほどおもしろい。〜と思う様子が〜〜話
- 留学生が、パソコンの不調をサポート窓口に伝える。昨日から動きがおかしいんです。急に画面が消えます。
- 同僚が、昨日のテレビ番組について話す。あの芸人の話がおかしくて、笑いが止まらなかった。
- 思わずおもわず副詞本文そうするつもりはないのに、つい。自然に。〜笑う〜言う〜泣く
- 留学生が、映画を見た感想を友だちに話す。最後の場面で、思わず泣いてしまった。
- 会社で、同僚が失敗を話す。電話で相手の名前を聞いて、思わず「え?」と言ってしまいました。
- 変えるかえる動詞本文前と違う状態にする。別のものにする。考え方を〜人生を〜予定を〜
- 留学生が、日本語学校の先生について作文に書く。先生の一言が、私の日本語の勉強のしかたを変えた。
- 会社で、会議の時間について同僚に伝える。部長の都合で、会議を午後3時に変えました。
- 重ねるかさねる動詞本文物の上に物をのせる。同じことを何度もくり返す。皿を〜経験を〜練習を〜
- 留学生が、アルバイト先で店長に聞く。このお皿は、重ねてしまってもいいですか。
- 上司が、プレゼンの前に部下にアドバイスする。練習を重ねれば、本番で緊張しなくなるよ。
- 感心かんしん名詞(する)本文人の行いや能力を、すばらしいと思うこと。「〜する」の形で動詞として使う。〜する努力に〜する〜なことに
- 留学生が、ホームステイ先の子どもについて話す。小学生なのに自分で弁当を作っていて、感心しました。
- 上司が、新人の報告書を読んで言う。よく調べてあるね。感心したよ。
目上の人に「感心しました」と言うと失礼になることがある。 - 気が合うきがあう連語本文考え方や好みが似ていて、いっしょにいて楽だ。〜人〜友だち〜わない
- 留学生が、寮のルームメイトについて先生に話す。音楽の好みが同じで、すぐに気が合いました。
- 会社の歓迎会で、同僚が新人に言う。気が合う人がいたら、昼ごはんにさそってみるといいよ。
- 気がつくきがつく連語本文それまで知らなかったことに、注意が向いてわかる。気を失っていた人が意識を取り戻す。間違いに〜〜くと〜かない
- 留学生が、電車で忘れ物をした話をする。駅を出てから、かさを電車に置いてきたことに気がついた。
- 同僚が、先輩のおかげで助かった話をする。先輩が数字のミスに気がついてくれなかったら、大変なことになっていました。
- 講演こうえん名詞(する)本文大勢の人の前で、あるテーマについて話をすること。「〜する」の形でも使う。〜を聞く〜会〜する
- 留学生が、大学の掲示板を見て友だちをさそう。来週、作家の講演があるんだって。いっしょに聞きに行かない?
- 会社で、上司が部下に頼む。来月、業界のイベントで講演することになった。資料づくりを手伝ってほしい。
- 講演者こうえんしゃ名詞本文講演をする人。〜を紹介する〜に質問する
- 講演会の受付をしている留学生が、来場者に案内する。講演者への質問は、最後に時間がありますので、そのときにお願いします。
- 会社でイベントを準備している同僚が、後輩に言う。講演者の控室に、お茶と水を用意しておいてください。
- さすがに副詞本文予想どおり、やはり。「いつもは違うが、この場合は」という気持ちで使う。〜疲れる〜無理だ〜プロだ
- 留学生が、冬の寒さについて友だちに話す。寒さには慣れているつもりだけど、マイナス10度はさすがに寒い。
- 同僚が、ベテランの仕事を見て言う。さすがにベテランですね。10分で直してしまいました。
- 自慢じまん名詞(する)本文自分のことや自分の物を、人にほめてもらいたくて話すこと。「〜する」の形でも使う。〜する〜話〜の料理
- 留学生が、国の家族について友だちに話す。自慢じゃないけど、母の料理は近所で評判なんだ。
- 同僚が、昼休みにこぼす。課長の自慢話が長くて、昼ごはんが食べられなかった。
- 自慢気じまんげな形容詞本文自慢したい気持ちが、顔や態度に出ている様子だ。〜な顔〜に話す〜に見せる
- 留学生が、クラスメートの様子を先生に話す。試験で満点を取ったことを、彼は自慢気にみんなに見せていました。
- 同僚が、子どもの話をする。自分で描いた絵を、自慢気な顔で持ってくるんですよ。
「〜げ」は様子が外に表れていることを表す(「悲しげ」「不安げ」)。 - 締めくくるしめくくる動詞本文話や文章、仕事などを、最後にまとめて終わらせる。話を〜一年を〜〜言葉
- 留学生が、スピーチの終わり方を先生に相談する。最後は、自分の国のことわざで締めくくろうと思います。
- 会社で、プロジェクトの最後に上司が言う。今日の報告会で、このプロジェクトを締めくくりましょう。
- ショックな形容詞本文思いがけないことで、心が強く傷つく様子だ。〜な出来事〜を受ける〜で
- 留学生が、落とし物について友だちに話す。財布を落としたのがショックで、昨日は何も手につかなかった。
- 同僚が、異動の知らせを聞いて言う。急に転勤と言われて、正直ショックです。
名詞としても使う(「ショックを受ける」)。 - 知らぬ間にしらぬまに連語本文自分でも気がつかないうちに。〜眠る〜覚える〜なくなる
- 留学生が、日本語の上達について先生に話す。アルバイトをしているうちに、知らぬ間に敬語が使えるようになっていました。
- 同僚が、お金の使い方について言う。電子マネーだと、知らぬ間にたくさん使ってしまうんですよね。
「知らない間に」の古い言い方。「知らず知らずのうちに」も同じ意味。 - 清潔せいけつな形容詞本文よごれがなくて、きれいだ。〜な部屋〜にする〜感
- 留学生が、日本に来て驚いたことをスピーチで話す。駅のトイレがどこも清潔で、びっくりしました。
- 飲食店の店長が、新しいアルバイトに言う。食べ物を扱う仕事だから、手と服はいつも清潔にしておいてね。
- そういえば接続詞本文相手の話や今の状況から思い出したことを、言い出すときの言葉。〜、昨日〜、まだ
- 留学生が、友だちと旅行の話をしていて思い出す。そういえば、去年行った温泉、また行きたいね。
- 会社で、同僚との会話の中で思い出す。そういえば、田中さんから電話があったって、伝えましたっけ。
- 添えるそえる動詞本文主なものに、別のものを付け加える。一言〜手紙を〜花を〜
- 留学生が、お世話になった人にプレゼントを送る前に先生に相談する。プレゼントに、お礼の手紙を添えたほうがいいでしょうか。
- 会社で、先輩が新人に見積書の送り方を教える。見積書だけ送らないで、一言メッセージを添えてね。
- 体験たいけん名詞(する)本文自分で実際にやってみること。やってみて知ったこと。「〜する」の形でも使う。〜する貴重な〜〜談
- 留学生が、日本文化の授業の感想を話す。着物を着る体験ができて、本当にうれしかったです。
- 会社で、新人研修の内容を説明する。新人には、工場の仕事を1週間体験してもらいます。
- 〜だけにその他本文「N/普通形+だけに」の形で、「〜だから、なおさら」という意味。前のことが理由で、結果が強く感じられる。期待していた〜有名な店〜初めて〜
- 留学生が、不合格だった試験について話す。一生けんめい勉強しただけに、落ちたときはショックでした。
- 同僚が、取引先と行ったレストランの感想を話す。有名な店だけに、味は間違いなかったよ。
「〜だけあって」と近いが、「〜だけに」はよくない結果にも使える。 - 旅たび名詞本文家を離れて、遠い所へ出かけること。「旅行」より、気持ちや経験を表すときに使うことが多い。〜に出る〜をする一人〜
- 留学生が、夏休みの計画を先生に話す。電車で北海道まで、一人旅をしてみたいんです。
- 定年退職する先輩が、送別会で言う。これからは妻と、日本中をゆっくり旅をしたいと思っています。
- 黙り込むだまりこむ動詞本文何も言わなくなって、そのまま話さない。急に〜〜んで〜んでしまう
- 留学生が、グループワークについて先生に相談する。一人のメンバーが意見を言われると黙り込んでしまって、話が進みません。
- 同僚が、昨日の会議の様子を話す。部長に質問されて、彼は黙り込んでしまったんだ。
- 調子に乗るちょうしにのる連語本文うまくいって気分がよくなり、やりすぎたり、えらそうになったりする。よくない意味で使うことが多い。〜って〜るな〜りすぎる
- 留学生が、飲み会の失敗を友だちに話す。ほめられて調子に乗って、飲みすぎてしまった。
- 先輩が、後輩に注意する。契約が取れたからって、調子に乗らないで。次も同じようにいくとは限らない。
- 著者ちょしゃ名詞本文その本を書いた人。〜の名前〜によると〜に会う
- 図書館で、留学生が係の人に聞く。この本の著者が書いた他の本も、ここにありますか。
- 会社の読書会で、同僚が本を紹介する。著者は元は看護師で、その経験から書いているので説得力があります。
- 詰めるつめる動詞本文入れ物に物をすきまなく入れる。人や物の間を縮める。かばんに〜席を〜弁当を〜
- 旅行の前の日、留学生がルームメイトと話す。服を全部かばんに詰めたら、閉まらなくなった。
- 電車の中で、同僚が言う。少し席を詰めましょうか。もう一人座れそうです。
- 出会いであい名詞本文人や物事と初めて会うこと。特に、大切な人や物との出会い。〜がある人との〜〜を大切にする
- 留学生が、スピーチで日本に来て得たものを話す。いちばんの財産は、ここでのたくさんの出会いです。
- 同僚が、転職のきっかけを話す。前の会社で、今の社長との出会いがあったんです。
- テーマ名詞本文話や文章、研究などの中心になる題目。〜を決める〜に沿って研究の〜
- 留学生が、作文の課題について先生に質問する。作文のテーマは自由ですか。それとも「私の国」に決まっていますか。
- 会社で、研修の内容を相談する。今年の研修のテーマは「お客様との信頼」にしたいと思います。
- 問いかけといかけ名詞本文質問をして、相手に考えさせること。動詞「問いかける」の名詞の形。〜に答える〜をする読者への〜
- 留学生が、講演を聞いた感想を先生に話す。「あなたにとって幸せとは何か」という問いかけから始まって、ずっと考えさせられました。
- 会社の研修で、講師が参加者に言う。答えはすぐに出なくていいです。この問いかけを、今日一日持ち帰ってください。
- 独特どくとくな形容詞本文そのものだけにある、ほかとは違う。〜な味〜の文化〜なにおい
- 留学生が、初めて納豆を食べた感想を話す。独特なにおいがあるけど、ごはんといっしょなら食べられます。
- 同僚が、新しい取引先の印象を話す。あの会社は独特な社風があって、最初はちょっと戸惑いました。
- 和むなごむ動詞本文気持ちや場の雰囲気がやわらかくなって、落ち着く。心が〜場が〜雰囲気が〜
- 留学生が、ホームステイ先の猫について話す。疲れて帰っても、猫を見ると心が和むんです。
- 同僚が、会議の様子を話す。部長の冗談で、はりつめていた雰囲気が一気に和んだ。
- 何気ないなにげないい形容詞本文特別な考えや目的がない。ふつうの、いつもどおりの。〜一言〜会話〜く言う
- 留学生が、日本人の友だちとの会話についてスピーチする。友だちの何気ない一言で、自分の国のことをもっと知りたくなりました。
- 同僚が、お客様からのクレームについて反省している。何気なく言ったつもりの言葉が、お客様を怒らせてしまいました。
- 願うねがう動詞本文そうなってほしいと強く思う。神や人に頼む。幸せを〜成功を〜〜っている
- 留学生が、帰国する友だちにメッセージを書く。新しい仕事がうまくいくように願っています。
- 会社の社長が、年始のあいさつで言う。今年も皆さんの健康と活躍を願っています。
- 拍手はくしゅ名詞(する)本文両手をたたいて音を出し、ほめたりよろこんだりする気持ちを表すこと。「〜する」の形でも使う。〜する〜を送る大きな〜
- 留学生が、スピーチ大会のあとで友だちに話す。話し終わったときに大きな拍手をもらって、泣きそうになった。
- 会社の送別会で、司会の同僚が言う。それでは、山田さんに拍手をお願いします。
- 恥ずかしいはずかしいい形容詞本文人に見られたり知られたりして、顔が赤くなるような気持ちだ。〜思いをする〜くて人前で〜
- 留学生が、授業で失敗の経験を話す。日本語で電話して、相手の名前を3回も聞き直してしまって、恥ずかしかったです。
- 同僚が、プレゼンの失敗を話す。人前で声が震えて、本当に恥ずかしい思いをしました。
- 一言ひとこと名詞本文短い言葉。ほんの少しの言葉。〜で言う〜も言わない〜添える
- 留学生が、アルバイト先での出来事を友だちに話す。店長の「助かったよ」の一言で、疲れが全部なくなった。
- 結婚式の司会を頼まれた同僚に、友人が言う。最初に一言だけでいいから、新郎との思い出を話してよ。
- 表情ひょうじょう名詞本文気持ちが顔に表れた様子。〜が明るい〜を変える〜が暗い
- 留学生が、面接の練習で先生に注意される。内容はいいけど、表情がかたいですね。少し笑顔で。
- 同僚が、お客様の反応を報告する。値段を言ったとたん、お客様の表情が変わりました。
- ふれ合いふれあい名詞本文人と人が直接会って、心が通い合うこと。人との〜〜の場〜を大切にする
- 留学生が、ボランティアの感想を作文に書く。地域のお年寄りとのふれ合いが、教室の勉強よりずっと心に残った。
- 会社で、新しい企画を提案する。ネットだけでなく、お客様とのふれ合いの場として小さなイベントをやりませんか。
- ベストセラー名詞本文ある期間にとてもよく売れた本や商品。〜になる〜の本〜作家
- 本屋で、留学生が店員に聞く。今いちばん売れているベストセラーはどれですか。日本語の勉強に読みたいんです。
- 同僚が、昼休みに読んでいる本について話す。これ、去年ベストセラーになった本なんだけど、読みやすいからおすすめだよ。
- 冒頭ぼうとう名詞本文文章や話、出来事の初めの部分。〜で話の〜〜に
- 留学生が、スピーチの構成を先生に相談する。冒頭で質問をして、聞いている人に考えてもらおうと思います。
- 会社で、上司が報告書について言う。冒頭に結論を書いて、理由はそのあとに。
- まとめる動詞本文ばらばらのものを一つにする。話や文章の大事な点を短く整理する。意見を〜荷物を〜一つに〜
- 留学生が、グループ発表の役割分担を話す。私がみんなの意見をまとめて、スライドを作ります。
- 上司が、会議の終わりに部下に言う。今日の話を A4 一枚にまとめて、明日の朝までに送ってください。
- ものが見えるものがみえる連語本文物事の本当の姿や大切なことが、わかるようになる。〜ようになる〜てくるよく〜
- 留学生が、日本に来て変わったことを作文に書く。外から自分の国を見ると、今まで見えなかったものが見えるようになった。
- 先輩が、新人にアドバイスする。現場に立つと、資料だけではわからないものが見えてくるよ。
「目で見る」ではなく「理解する」という意味で使われる。 - 若者わかもの名詞本文年が若い人。10代後半から20代くらいの人。〜の間で〜向け今の〜
- 留学生が、授業で若者言葉について質問する。「やばい」は、若者の間ではいい意味でも使うんですよね。
- 会社の会議で、マーケティングの担当者が話す。この商品は若者向けなので、SNS で広告を出したいと思います。
- 〜わけがないその他本文「普通形+わけがない」の形で、「絶対に〜ない」「〜するはずがない」という強い否定。できる〜知っている〜そんな〜
- 留学生が、友だちに言われた話を否定する。一週間で N1 に合格できるわけがないよ。
- 同僚が、うわさを聞いて言う。あの人が会社をやめるわけがない。先週、昇進したばかりだよ。
「〜わけではない」(部分否定)と混同しやすい。 - 〜をはじめその他本文「N+をはじめ」の形で、「〜を代表の例として、そのほかも」という意味。例をあげて、全体に広げる言い方。東京〜家族〜〜とするN
- 留学生が、お世話になった人にお礼のスピーチをする。担任の先生をはじめ、学校のみなさんに心から感謝しています。
- 社員が、報告書に書く。東京をはじめ、大阪や福岡でも同じイベントを開催した。
「〜をはじめとするN」の形もある。 - 耳を傾ける連語本文人の話を、注意して熱心に聞く。話に〜意見に〜じっと〜
- 留学生が、ホームステイ先のおじいさんの話を聞いた感想を話す。戦争の話に、家族みんなが静かに耳を傾けていました。
- 会社の研修で、講師がリーダーの役割を説明する。リーダーは話す前に、まずメンバーの意見に耳を傾けてください。
- 話を合わせる連語本文相手の話に、本当の気持ちとは違っても同じように答える。相手に合わせて話す。相手に〜適当に〜〜せて
- 留学生が、アルバイト先での会話について先生に相談する。お客さんの話がわからないときは、とりあえず話を合わせていますが、いいんでしょうか。
- 同僚が、取引先との食事について話す。野球に興味はないんだけど、部長のために話を合わせるのが大変だった。