日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

『中級から学ぶ日本語』第6課「つたえる」の語彙リスト(30語)

『テーマ別 中級から学ぶ日本語 三訂版』 ・ 意味・連語・例文はすべて自作

第6課の新出語を、本文を読むために要る語(30語)と、練習・作文などに出る語(0語)に分けて五十音順に並べています。意味は学習者に説明する日本語で、「いっしょに使う形」はよく付く助詞と連語、例文は「状況→その中で言う文」の形です。教科書の本文・例文は載せていません。

本文を読むための語(30語)

扉・本文・「ことばを確かめよう」「内容を確かめよう」に出る語です。

  • アナウンス名詞(する)本文
    駅・店・学校などで、スピーカーを使って知らせること
    〜がある〜する
    • 駅のホームで遅れの理由を知らせる放送が流れた。聞き取れなかった友だちに内容を伝える。事故で電車が遅れているというアナウンスがありました。
    • デパートで子どもが迷子になり、店員に助けを頼んだ。あとで家族に何をしたか伝える。アナウンスで子どもの名前を呼んでもらった。
  • うんざり副詞(する)本文
    同じことが続いて、もういやだ、と思う
    〜する〜だ
    • 寮の夕食が1週間続けて同じメニューだった。食堂で友だちに感想を言う。毎日カレーで、もううんざりだ。
    • 親から毎日電話で「勉強しなさい」と言われている。寮で電話に出なかった理由を友だちに話す。親の『勉強しなさい』にうんざりして、電話に出なかった。
  • 思いやりおもいやり名詞本文
    相手の気持ちや立場を考えて行動する心
    〜がある〜が伝わる
    • 風邪で休んだら、クラスメートが寮までノートを持ってきてくれた。ルームメイトにその人のことを話す。彼女は思いやりがある人だ。
    • 寒い朝、母に「上着を着ていきなさい」と言われた。外に出たら本当に寒く、友だちに母のことを話す。命令みたいだったけど、母の思いやりだったんだ。
  • 感じるかんじる動詞本文
    心や体で「〜だ」と思う。「〜と感じる」「〜ように感じる」
    〜と〜〜ように〜
    • 日本に来て3か月のころ、道を尋ねると、一緒に歩いて案内してくれた人がいた。授業で先生にその経験を話す。その人は親切だと感じました。
    • 店で質問したが、店員に顔を見ずに早口で答えられた。あとで友だちに印象を話す。なんだか冷たいように感じた。
  • 気に入るきにいる動詞(連語)本文
    「これがいい」と思う。「気に入っている」「気に入った」の形が多い。助詞は「〜が」
    〜が〜っている〜らない
    • 駅から近くて静かな部屋に引っ越して1か月たった。遊びに来た友だちに感想を伝える。この部屋、すごく気に入っている。
    • 店員に冷たい言い方をされて、いやな気持ちになった。店を出たあと、一緒にいた友だちに話す。あの店員の言い方が気に入らない。もう行かない。
  • 気にかかるきにかかる動詞(連語)本文
    心配なことや、いやだと思ったことが気になって、あとでも何度も考えてしまう
    〜のことが〜
    • 国の母が病気だと聞いた。授業中も母のことが気にかかって、勉強に集中できない。
    • 店で「それぐらい自分で調べてください」と言われた。家に帰ってからも思い出し、友だちに話す。店員の言い方が、まだ気にかかっている。
  • 禁止きんし名詞(する)本文
    「〜してはいけない」「〜するな」と決めること
    〜する〜の文
    • 友だちと公園に来ると、ボール遊びをしてはいけないと看板に書いてあった。ボールを出そうとした友だちに伝える。ここはボール遊びが禁止されているから、サッカーはできないよ。
    • 美術館で友だちが写真を撮ろうとしている。私は案内を読んで止める。ここは写真を撮るのが禁止なんだって。
  • 敬語けいご名詞本文
    相手を尊重して使う丁寧な言葉。「お〜になる」「いらっしゃる」など
    〜を使う〜で話す
    • アルバイトの面接の前日、部屋で準備をしている。自分に言い聞かせる。明日は面接だから、敬語で話す練習をしておこう。
    • 買い物中に店員から丁寧な言葉で案内されたが、一部しか分からなかった。店を出てから友だちに話す。店員さんの敬語、全部はわからなかった。
  • 券けん名詞本文
    チケット。乗車券・特急券・入場券・食券
    〜を買う乗車〜・食〜
    • 初めて来た友だちと学食に入ると、入り口に食券を買う機械がある。使い方を知らない友だちに教える。ここは先に券を買うんだよ。
    • 友だちが映画の券を2枚持っている。1人で行く予定だった友だちが、私を誘う。券が1枚余ってるんだけど、一緒に行かない?
  • 残業ざんぎょう名詞(する)本文
    仕事が終わる予定の時間を過ぎても、続けて仕事をすること
    〜する〜で遅くなる
    • 友だちと7時に約束していたが、会社から出られない。電話でごめん、今日残業で、8時になりそう。
    • 日本の会社に就職した先輩から、毎日仕事が終わるのが遅いと聞いた。翌日、教室で先生にその話をする。先輩の会社は毎日残業があるそうです。
  • 乗車じょうしゃ名詞(する)本文
    電車やバスに乗ること。「乗車券」=乗るための切符
    〜する〜券
    • 特急の改札で止められた。駅員に乗車券はあります。特急券も要るんですか。
    • バス停で、客が前のドアから乗ろうとしている。運転手が案内する。後ろのドアから乗車してください。
  • たしかな形容詞・副詞本文
    「確かな〜」=間違いない・信頼できる。「確かに」=相手の言うことを認める「そうだ、その通り」
    〜に〜な
    • 寮で友だちが、SNSで見た学校の休みの情報を話している。私は本当かどうか確かめる。それ、確かな情報? 誰が言ってたの?
    • 家賃の話をしていた友だちが「東京は食べ物も家賃も高いよね」と言った。私は同意してから、よい点も伝える。確かに高い。でも、仕事は多いよ。
    「たしか3時だったと思う」(はっきり覚えていない)は別の使い方。混ざったら区別だけ
  • 〜たつもり文末の表現本文
    自分ではそう思っている(でも実際は違うかもしれない)
    • 自分では丁寧に言ったと思ったが、相手は怒った。あとで友だちに相談する。丁寧に言ったつもりだったのに、相手を怒らせてしまった。
    • 宿題を提出したと思ったら、先生に「出ていない」と言われた。出したつもりだったけど、かばんの中に入ったままだった。
    「〜つもりだ(予定)」は既習。今日は「〜たつもり」
  • ちょっとした連体詞本文
    小さな・大したことのない(この課の本文はこの意味)。「かなりの」の意味もある
    〜ミス〜お土産
    • 返された作文で「わ」と「は」を書き間違え、点を引かれた。隣の友だちに見せる。ちょっとしたミスで、点が下がってしまった。
    • 友だちの家へ行く途中で、お菓子を買った。家に着いて友だちに渡す。ちょっとしたお土産だけど、どうぞ。
    必ず名詞の前。「ちょっと〜」とは違う
  • 伝わるつたわる動詞本文
    気持ちや情報が相手に届く。他動詞は「伝える」
    〜が〜〜に〜
    • 日本語でゆっくり気持ちを話すと、相手はうなずいてくれた。帰宅後、ルームメイトに会話の様子を伝える。うまく言えなかったけど、気持ちは伝わったと思う。
    • 教室で説明を長く続けたら、相手に「どういうこと?」と聞き返された。自分で振り返ってつぶやく。言いたいことが伝わらなかったみたいだ。
  • できるだけ副詞本文
    できるところまで、なるべく
    〜早く〜毎日
    • 先生がレポートの締め切りを言う。できるだけ早く出してください。遅れる人は連絡を。
    • 日本語が上手になりたいので、話す機会を増やしている。教室で友だちに勉強の方法を聞かれて答える。できるだけ毎日、日本人と話すようにしている。
  • 投書とうしょ名詞(する)本文
    新聞や雑誌に意見や経験を書いて送ること。送られた文も「投書」
    〜する〜が載る
    • 家で新聞の「読者の声」のページを読んだ。読んだ内容をルームメイトに話す。電車のマナーについての投書が載っていた。
    • 近所の公園のごみが気になり、市の新聞に意見を送った。翌週に公園へ行ったあと、友だちに変化を伝える。市の新聞に投書したら、次の週にごみ箱が増えた。
  • 特急とっきゅう名詞本文
    止まる駅が少ない電車。本文に出てくる特急は、乗車券のほかに特急券が必要
    〜に乗る〜券
    • 空港まで急いで行きたい。駅員に空港まで特急で何分ですか。
    • 駅で運賃を調べると、特急に乗るには別にお金がかかると分かった。友だちに安い行き方を伝える。特急じゃなくて、普通の電車で行こう。
  • 内ない接尾辞本文
    「〜の中」。車内・店内・室内・国内のように名詞の後ろにつく
    車〜店〜
    • 電車で友だちが大きな声で電話している。車内では電話しないほうがいいよ。
    • コンビニの中で、客がたばこを出した。店員が声をかける。店内は禁煙です。
  • 〜について連語本文
    「〜のことを」。何のことを話す・書く・調べるのかを示す
    〜話す〜書く
    • 教室で、自分が調べたことを発表する。最初にクラスの人に話題を伝える。今日はタイの屋台について話します。
    • 先生が教室で作文の宿題を出す。何を書くか学生に伝える。自分の国の交通について書いてください。
  • 残すのこす動詞本文
    ①全部食べたり使ったりしないで、一部をそのままにする(本文の意味) ②あとで人が見たり読んだりできるように、メモなどを置いておく。自動詞は「残る」
    ご飯を〜メモを〜
    • 学食の定食が多くて、全部食べられなかった。一緒に食べた友だちに話す。もったいないけど、ご飯を残してしまった。
    • 出かけるときルームメイトが寝ていたので、帰る時間を紙に書いておいた。外で会った友だちに、連絡したか聞かれて答える。テーブルにメモを残して出かけた。
  • 離れるはなれる動詞本文
    距離ができる。ある場所からほかへ行く。「〜を離れる」「〜から離れる」
    〜を〜〜から〜
    • 日本へ来た日の写真を、寮で友だちと見ている。写真の日付を見て言う。国を離れて、もう2年になる。
    • 寮で、友だちがパソコンの画面に顔を近づけている。目が疲れないか心配して声をかける。もう少し画面から離れたほうがいいよ。
    「離れている」=距離がある状態(「駅から離れている」)
  • 必要ひつような形容詞本文
    なければ困る、いる。「〜が必要だ」「〜する必要がある」
    〜が〜だ〜する〜がある
    • 友だちと市役所へ行く前に、今回の手続きの案内を読む。持ち物の欄に書かれている物を友だちに伝える。この手続きには、在留カードとパスポートが必要です。
    • 明日は休み。目覚ましをセットしようとして明日は休みだから、早く起きる必要はないね。
    な形容詞。「必要な書類」「必要じゃない」
  • 別べつ名詞・副詞本文
    ①「別の〜」=ほかの・違う〜(別の日)。「別料金」=もとの料金に入っていない、別に払うお金 ②「別に〜ない」=特に〜ない
    〜の日〜料金〜に〜ない
    • 友だちとホテルの予約画面を見ていると、朝食にチェックを入れたら金額が増えた。友だちに気づいたことを伝える。朝ご飯は別料金なんだ。
    • 寮で、友だちが暗い顔をしている。私が「どうしたの?」と聞くと、友だちが答える。別に。ちょっと疲れただけ。
  • 間違うまちがう動詞本文
    正しくない状態になる。「間違っている」=正しくない
    〜が〜っている〜を〜う
    • 教室でテストが返ってきた。漢字の答えを見て、隣の友だちに言う。この漢字、書き方が間違っていた。
    • 学校へ行く途中、反対方向の電車に乗ってしまった。遅れて教室に入り、先生に理由を説明する。電車を間違って、遅刻しました。
    「間違える」もほぼ同じ(「答えを間違える」)。今日は「間違う」「間違っている」だけ
  • むし暑いむしあついい形容詞本文
    暑くて、空気がじめじめしていること
    • 7月の教室で、窓が閉まっていて暑い。学生が先生に窓を開ける許可を求める。むし暑いですね。窓、開けてもいいですか。
    • 雨がやんだあと、友だちと外へ出ると体がべたべたした。空気が暑くてじめじめしているので、友だちに言う。さっきより、むし暑くなったね。
  • 命令めいれい名詞(する)本文
    相手に「こうしなさい」と言って、そのとおりにさせようとすること。大きい声やこわい声で言うとは限らない
    〜する〜の文
    • アルバイト先で、店長がいつも「早くしろ」「それ持ってこい」と言う。休み時間に同僚へ感想を話す。店長は命令ばかりで、こわい。
    • 教室で、学生が「〜しなさい」の意味を先生に尋ねた。先生が説明する。『〜しなさい』は命令の言い方です。
  • 目にするめにする動詞(連語)本文
    たまたま見る機会がある。見かける。「耳にする」(聞く)も同じ型
    〜を〜
    • 最近、通学路に外国語の看板が増えた。歩きながら友だちに気づいたことを話す。タイ語の看板をよく目にするようになった。
    • 教室で友だちが、新聞に載った町の出来事を話している。私もその記事を読んだので伝える。その話、私も新聞で目にしたよ。
  • 〜ものだ文末の表現本文
    「一般にそういうことだ」「当然そうなる」
    • 初めてのアルバイトで緊張している後輩に初めての仕事は、だれでも緊張するものだよ。
    • 日本語を勉強している友だちが、間違いが多いと落ち込んでいる。私は友だちを励ます。だれでも、初めは間違えるものだよ。
    今日は「一般にそうだ」だけ。「〜たものだ(昔よく)」は別の日
  • 料金りょうきん名詞本文
    サービスや使ったものに払うお金(電気料金・利用料金)。物の「値段」とは違う
    〜を払う電気〜
    • 寮で電気の請求書を見ると、先月より高かった。一緒に暮らす友だちに見せる。エアコンを使いすぎて、今月の電気料金が2倍になった。
    • 駅で友だちと、有料の特急の時間と料金を調べている。早く着くが、お金が多くかかると分かった。特急は速いけど、料金が高いなあ。
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