「窓を開けていただけませんか」の語用論的説明 — 日本語教員試験 基礎試験 練習問題 第93問(基本100問)
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
暑い部屋で、窓の近くにいる人に向かって言った「窓を開けていただけませんか」という発話の語用論的説明として、最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ② 疑問文の形式で依頼を行う、間接発話行為である
この問題のテーマ:間接発話行為
暑い部屋で窓の近くの人に言っているので、この発話は窓を開けてもらうための依頼として働いています。文の形式は疑問文でも機能は依頼である、というのが間接発話行為(サール)です。「寒くない?」が「窓を閉めて」という依頼として働く場合も同様です。直接的な命令を避けることで相手の負担に配慮する点は、ネガティブ・ポライトネス(20番)とも関わります。発話の働きは、文の形式だけでなく、場面や話し手の意図も踏まえて判断します。