練習問題 第1630問 — 区分5 言語
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
次の四つの文の「によって」のうち、使い方がほかの三つと違うものはどれですか。
○答えと解説を見る
正解: ② この寺は大工によって建てられた
この問題のテーマ:「によって」の使い方の見分け
「この寺は大工によって建てられた」だけが、受身の文で動作をした人を表す「によって」で、ほかの三つは、それぞれの場合に応じて違いがあることを表す「によって」です。「国によって」「人によって」「季節によって」は、国や人や季節ごとに、それぞれ違っていることを表しています。後ろには「違う」「変わる」「異なる」のような言葉が来ます。これに対して「大工によって建てられた」は、「大工が寺を建てた」という出来事を、寺を主語にした受身で述べ、建てた人を示しています。「建てる」「作る」「書く」のように、何かを生み出す動詞の受身では、動作をした人を「に」ではなく「によって」で表すのが一般的です。このほか「事故によって電車が止まった」のような原因や、「話し合いによって決める」のような手段を表す用法もあります。後ろの述語が受身かどうかが見分ける手がかりです。