練習問題 第1560問 — 区分1 社会・文化・地域
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
朝鮮王朝が、外交や貿易のための通訳官を養成するために置いた機関で、中国語やモンゴル語などとともに、1414年からは日本語も学科として教えられるようになったものを何といいますか。
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正解: ① 司訳院
この問題のテーマ:司訳院の名称
司訳院です。朝鮮王朝が通訳官、すなわち訳官を養成するために置いた機関で、中国語の漢学、モンゴル語の蒙学に加えて、1414年に日本語の倭学が課され、のちに女真語の女真学も置かれました。日本語教育の歴史の出発点として扱われますが、教えていたのは日本ではなく朝鮮の側で、動機は外交と貿易のための通訳の養成という実務上の必要でした。日本が海外に日本語を広めた例ではありません。ここで使われた教材が、15世紀末の『伊路波』と17世紀の『捷解新語』です。日本語教育振興会は、戦時下の日本で、国策として日本語を広める側にいた団体で、朝鮮王朝の機関ではなく、教える側の国も目的も逆です。米海軍日本語学校は、第二次世界大戦中にアメリカ海軍が、日本語のできる将校を育てるために自国内に設けた機関で、外国の側が自国の必要から日本語を教えた点は似ていますが、時代も国も異なります。弘文学院は、明治時代の東京に嘉納治五郎が設けた、清国からの留学生に日本語などを教えた学校で、日本の側が教えた例にあたります。