練習問題 第1557問 — 区分5 言語
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
日本語学や英語学のように一つの言語だけを記述するのではなく、音や語、文の組み立てなどが人間の言語でどのように成り立っているかを、言語の別を越えて捉えようとする分野で、扱う層によって音韻論や統語論などに分かれるものを何といいますか。
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正解: ② 一般言語学
この問題のテーマ:一般言語学の名称
一般言語学です。日本語学や英語学のような個別の言語の記述を超えて、人間の言語がどのような仕組みで成り立っているかを扱います。扱う層によって、音声学、音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論に分かれます。近代言語学の出発点とされるソシュールが、言語を体系として捉えたことで、この態度が定まりました。日本語が膠着語であることや、主語、目的語、動詞の順に並ぶ型であることも、ほかの言語と並べて初めて意味を持つ記述です。対照言語学は、二つ以上の言語を突き合わせて、共通点と相違点を明らかにする分野で、学習者の母語と日本語を比べて、つまずきやすい箇所を探すことなどに使われます。言語そのものに共通する仕組みを、層ごとに明らかにする分野の呼び名ではありません。社会言語学は、地域や世代、場面といった社会的な要因と、言語の使われ方との関係を扱う分野です。心理言語学は、言語の理解や産出、習得の背後にある心の働きを扱う分野で、どちらも、一般言語学の周辺に広がる分野にあたります。