練習問題 第1502問 — 区分2 言語と社会
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
ふだんデス・マス体で話している同じ相手との会話で、驚いた瞬間に「えっ、知らなかった」と普通体が出て、そのあとまた丁寧な文体に戻るように、一つの会話の中で文体が行き来する現象を何といいますか。
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正解: ③ スピーチレベルシフト
この問題のテーマ:スピーチレベルシフトの名称
スピーチレベルシフトです。丁寧体を基調とする会話でも、感情の高まり、独り言のような発話、心理的な距離を縮めたいときなどに普通体が現れ、改まった話題に移ると丁寧体に戻ることがあります。敬語の誤用や乱れと決めつけるのではなく、対人関係を細かく調整する言語行動として、文脈の中で働きを捉えます。いつ、なぜ切り替えるかは、学習者にとって身につけにくい点の一つです。敬意逓減の法則は、敬意を表す語が繰り返し使われるうちに、その敬意がしだいにすり減っていく現象で、一つの会話の中の文体の行き来を指す語ではありません。二重敬語は、「お読みになられる」のように、同じ種類の敬語を一つの語に重ねた言い方で、文体の切り替えではありません。ターンテイキングは、会話の中で話す順番が話者の間で受け渡されていく仕組みで、だれが話すかの交替を指し、文体の交替を指すものではありません。