極端にゆっくり話すボランティアへの対応 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第12問(基本60問)
次の事例を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
日本語母語話者のボランティアGさんは、非母語話者には分かりやすいだろうと考え、学習者に対していつも「あなたは……あした……学校に……行きますか」のように、一語ずつ長い間を置いて、極端にゆっくり話している。相手の学習者は普通の速さの説明も理解できることが確認されており、「もっと普通の速さで話してほしい」と何度も伝えている。
Gさんの話し方の説明と今後の対応として、最も適切なものはどれか。
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正解: ④ 母語話者が非母語話者に向けて行う調整であり、相手の理解と希望に合わせて見直す
この問題のテーマ:フォリナー・トーク
母語話者が非母語話者に向けて行う発話の調整をフォリナー・トークと呼びます。ゆっくり話す、易しい語を選ぶといった調整は理解を助けることがありますが、役立つかどうかは相手の理解の程度によります。この事例では、学習者が普通の速さの説明も理解でき、話し方を変えてほしいと伝えているので、相手の理解と希望を確かめながら、話す速さや間を調整し直すのが適切です。Gさんの話し方は母語話者側の調整であり、学習者の母語の影響ではありません。教師が学習者に向けて行うティーチャートークにも同じことが当てはまります。