練習問題 第1549問 — 区分4 言語と教育
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
「誘う」「謝る」「苦情を言う」のように、ことばを使って何をするかを単位として学習項目を並べたシラバスで、ウィルキンズの考え方に由来し、コミュニカティブ・アプローチの広がりとともに定着したものを何といいますか。
○答えと解説を見る
正解: ① 機能シラバス
この問題のテーマ:機能シラバスの名称
機能シラバスです。誘う、謝る、苦情を言うといった、ことばで行う働きを軸に項目を並べます。ウィルキンズの概念・機能シラバスに由来し、伝え合う力を重んじるコミュニカティブ・アプローチの広がりとともに定着しました。同じ謝るでも、相手や場面によって言い方の丁寧さが変わるため、待遇表現の指導と結びつけやすい一方、働きごとに必要な文法が易しい順には並ばないので、構造シラバスと組み合わせて使われるのが普通です。場面シラバスは、郵便局で、病院で、のように、ことばを使う場所や場面を単位に並べるもので、どこで、の軸にあたります。同じ場面の中にも、誘う、謝るといった複数の働きが現れます。構造シラバスは、文型や文法項目を易しいものから難しいものへと並べたもので、形の軸です。話題シラバスは、家族、旅行、仕事のような話の主題を単位にするもので、何について話すか、の軸にあたり、ことばで何をするかを単位にするものではありません。