クラッシェン(Krashen)とテレル(Terrell)による教授法。クラッシェンのモニターモデル(習得・学習仮説/自然順序仮説/モニター仮説/インプット仮説/情意フィルター仮説)を実践に移したもので、理解可能なインプットを大量に与えることを学習の中心に置く。
現在の力より少し上のインプット(i+1)に触れ続けることで習得が進むと考えるため、発話は強制せず沈黙期を認め、誤用の明示的な訂正も不安を高めるとして抑える。文法説明は「学習」であって「習得」ではないと位置づけられる。
犠牲にしたのはアウトプットと正確さである。インプットだけでは正確さが伸び切らないという批判から、スウェインのアウトプット仮説やロングのインタラクション仮説が提出された。「ナチュラル・メソッド(直接法の一種)」と名前が似ているので混同に注意。