必須の教育内容の区分「コミュニケーション能力」の項目の一つで、ここから向きが変わり教員自身の力を指す。到達目標は「多様な価値観を持つ関係者や、学習者を取り巻くコミュニティと連携して教育実践を行うため、日本語教育人材として求められる対人関係能力について理解し、自らの対人関係能力を向上させることができる」。
想定されているのは教室の中だけではない。同僚の教師、機関の運営者、地域の支援者、保護者、受け入れ企業といった関係者との連携のための力として書かれている。
教室の中でも働く。相手の話をさえぎらずに聞く、あいづちや表情で受け取ったことを示す、言いにくいことを角を立てずに伝える。学習者が安心して間違えられるかどうかを左右し、情意フィルターを下げる働きやピア・ラーニングの成立も支えている。