言語そのものを教える対象にするのではなく、教科や専門分野の内容を学ぶ手段として目標言語を使う教授法。CBI(Content-Based Instruction)と呼ばれ、留学生向けの専門日本語やアカデミック日本語の授業がこれにあたる。
ヨーロッパで発展したCLIL(内容言語統合型学習)は、内容(Content)・言語(Communication)・思考(Cognition)・文化や協学(Culture / Community)という4つのCを同時に扱うことを掲げ、思考力の育成まで射程に入れる点が特徴。すべての教科を目標言語で行うイマージョン教育とは、対象範囲の広さが異なる。
内容が学習の動機になり、言語が本物の目的をもって使われるのが強み。一方で内容の難しさが言語の難しさと重なり、教師に内容知識が求められる点、言語面の体系的な積み上げが弱くなる点が課題として問われる。