Common European Framework of Reference for Languages の略。欧州評議会が2001年に公表した、言語の学習・教育・評価のための共通枠組み。言語能力をA1〜C2の6段階で記述する。
特定の言語の知識量ではなく「その言語を使って何ができるか」を行動の形で捉える行動中心アプローチが特徴。学習者を「社会的に行動する者(social agent)」と見なす。
2018年以降の補遺版(CEFR Companion Volume)では、仲介(メディエーション)やオンラインでのやり取りに関する記述が拡充された。日本語教育の参照枠のモデルになった枠組みである。
CEFRでは、ある人の言語能力を「文法を何項目知っているか」ではなく、「駅で乗り換えの方法を尋ねて答えを理解できる」「会議で自分の案の利点を説明できる」のように、その言語を使って何ができるかで示す。同じ人でも、聞くことは高いレベル、書くことは低いレベルのように、言語活動ごとに熟達度が違ってよいと考える。
CEFRはヨーロッパで作られた枠組みだが、特定の言語に限らない形で書かれているため、日本語教育でも参照されてきた。国際交流基金のJF日本語教育スタンダード(2010年)も、文化審議会国語分科会の日本語教育の参照枠(2021年)も、CEFRの考え方を土台にしている。
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