本文を読むための語(30語)
扉・本文・「ことばを確かめよう」「内容を確かめよう」に出る語です。
- 浴びるあびる動詞本文水や光などを、体全体に受ける。「シャワーを浴びる」「日を浴びる」。日を〜シャワーを〜注目を〜
- 朝の習慣について同僚に聞かれた。朝はシャワーを浴びてから、コーヒーを飲みます。
- 休みの日の過ごし方を話す。休みの日は公園で日を浴びながら本を読むのが好きです。
「注目を浴びる」「批判を浴びる」のように、人からの反応にも使える。 - 息抜きいきぬき名詞本文仕事や勉強の途中で少し休んで、気持ちを楽にすること。〜をする〜にいい〜になる
- 試験勉強をしている友達を誘う。ちょっと息抜きに、コンビニまで行かない?
- 残業続きで疲れた様子を上司に心配された。週末に温泉へ行ってきたので、いい息抜きになりました。
「気分転換」と近い。「息を抜く」という動詞の形もある。 - 幾分いくぶん副詞本文少し。「前より少しだけ」というように、程度の小さい変化や差を表す。〜楽になる〜涼しい前より〜
- 風邪で休んだ次の日、同僚に体調を聞かれた。昨日より幾分楽になりましたが、まだ声が出にくいです。
- 9月の終わり、友達と天気の話をしている。朝晩は幾分涼しくなりましたね。
書き言葉的。話し言葉では「少し」「ちょっと」が普通。漢字は難しいので、読みを先に。 - 池沿いいけぞい名詞本文池に沿った所。池のふちに沿った道や場所。「〜沿い」は「川沿い」「線路沿い」「道沿い」のように使う。〜の道〜を歩く〜のベンチ
- 公園で待ち合わせ。友達にメッセージを送る。池沿いのベンチで待っています。
- 自分の散歩コースを同僚に説明する。朝は池沿いを一周してから、駅へ向かいます。
「N沿い」の作りを教えれば、学習者が自分の町で応用できる。 - 一周するいっしゅうする動詞本文ぐるっと回って、出発した所に戻ること。公園を〜島を〜一周して戻る
- 公園で散歩をしながら、友達にどう歩くか提案する。池のまわりを一周してから、お弁当にしましょう。
- 旅行の話。自転車で湖を回った経験を話す。自転車で琵琶湖を一周したことがあります。2日かかりました。
- 穏やかおだやかな形容詞本文静かで、激しくない様子。天気・海・人の性格・気持ちなどに使う。〜な天気〜な人〜な気持ち
- 船で島へ行く日の朝、港で。今日は海が穏やかなので、船もあまり揺れないでしょう。
- 上司の人柄を新人に話す。部長は穏やかな人で、怒ったところを見たことがありません。
- 落ち葉おちば名詞本文木から落ちた葉。秋から冬にかけて、道や庭にたまる。〜を掃く〜が積もる〜を踏む
- アパートの管理人に頼まれて、入り口を掃除した。入り口の落ち葉を掃いておきました。
- 秋の公園を歩きながら友達に。落ち葉を踏むと、かさかさいい音がしますね。
- 画家がか名詞ことばを確かめよう絵を描くことを仕事にしている人。〜になる有名な〜〜の作品
- 美術館で、絵を見ながら友達に話す。この絵を描いた画家は、日本に住んでいたことがあるそうです。
- 家族の将来の夢について話す。弟は画家になりたくて、美術の学校に通っています。
- 気配けはい名詞本文そこに人や物があると感じられる様子。姿は見えなくても、音や空気で「いる」「ある」と分かる感じ。人の〜〜がする〜がない
- 夜、シェアハウスに帰ったら、同居人の靴はあるのに部屋が暗い。靴はあるのに人の気配がしないね。もう寝てるのかな。
- 3月の初め、公園を歩きながら。風がやわらかくて、春の気配がしますね。
「気配がする/しない」の形でまず導入。「春の気配」のように季節にも使える。 - 高層ビルこうそうビル名詞扉のページ階がとても多い、高い建物。会社やホテルが入っていることが多い。〜が建つ〜が並ぶ〜の上から
- 初めて東京に来た友達と駅前に立って、空を見上げている。駅の周りは高層ビルばかりで、空が狭く感じますね。
- 同僚に故郷の町について聞かれた。私の町には高層ビルが一つもなくて、一番高い建物は病院です。
- 小道こみち名詞本文細くて小さい道。車が通らないような、歩くための道。〜を歩く〜に入る林の中の〜
- 近所のおばあさんが、スーパーへの近道を教えてくれる。神社の横の小道を抜けると、スーパーの前に出ますよ。
- 週末のハイキングについて話す。山の小道を1時間ぐらい歩くと、滝がありました。
- 最後さいご名詞本文一番終わり。順番や時間で、終わりの所。〜に〜まで〜の日
- 発表の順番を決めている。私は最後に発表します。
- 退職する同僚にお礼を言う。最後の日まで、いろいろ教えてくださってありがとうございました。
「最初」とセットで導入。「最後に」「最後まで」の助詞の違いに注意。 - 最初さいしょ名詞本文一番初め。順番や時間で、始まりの所。〜に〜は〜の日
- 日本に来たころのことを先生に話す。最初は電車の乗り換えが分からなくて、毎日迷いました。
- 会議で発表の順番を決めている。最初に私が今月の売り上げを報告します。
「最後」とセットで。「最初は〜、今は〜」の形で変化を語れる。 - 住宅街じゅうたくがい名詞扉のページ家やマンションが集まっていて、人が住むための建物が多い地域。店や会社は少なく、静かな所が多い。静かな〜〜に住む〜を歩く
- 留学生が不動産屋で部屋を探している。駅の近くは夜までうるさいので、静かな場所がいいと伝える。駅から少し離れた住宅街のほうが、静かで落ち着けそうです。
- 会社の同僚に、家の近所はどんな所かと聞かれた。うちの周りは住宅街で、夜はコンビニしか開いていません。
- 商店街しょうてんがい名詞扉のページ小さい店がたくさん並んでいる通り。八百屋や魚屋、パン屋などがあって、買い物をする人でにぎやか。駅前の〜〜で買い物をする〜を通る
- アルバイト先の先輩に、安く野菜が買える店を教えてもらいたい。この近くの商店街に、安い八百屋はありますか。
- 国から来た家族を、自分の住む町で案内している。駅前の商店街を歩いてから、お寺に行きましょう。
- 進入止めしんにゅうどめ名詞本文車などが、ここから先に入ってはいけないという表示。道の入り口の標識や看板で見る。〜の標識車両〜
- 自転車で通勤している。道の入り口に標識があるのを見て、同僚に言う。この道は進入止めだから、ここで降りて押していきます。
- 会社の前の道の工事について、上司に報告する。来週から工事で、会社の前の道が進入止めになるそうです。
「〜止め」は「車止め」「通行止め」と同じ作り。 - 過ごすすごす動詞本文時間を使う。ある時間を、ある場所で、あるやり方で生きる。「休みを過ごす」「一日を過ごす」。休みを〜一日を〜家で〜
- 月曜日の朝、同僚に週末のことを聞かれた。週末は友達と鎌倉で過ごしました。
- 先生が年末年始の予定をクラスで聞いている。お正月は国に帰らないで、日本で過ごすつもりです。
- 住まいすまい名詞本文住んでいる所。家。「家」より少し改まった言い方で、書類や丁寧な会話でも使う。〜を探すお〜はどちらですか新しい〜
- 初対面の人に、住んでいる所を丁寧に聞く。お住まいはどちらですか。
- 市役所の窓口で住所の変更を頼む。4月に住まいが変わったので、住所の変更をしたいんですが。
「住む」からできた名詞。「お住まい」の形は敬語の場面で役に立つ。 - 大小だいしょう名詞本文大きいものと小さいもの。「大小さまざまな〜」のように、いろいろな大きさのものがある、というときに使う。〜さまざまな〜の〜を問わず
- 引っ越しの手伝いで、箱を整理している。大小の箱が混ざっているので、大きいのから先に運びましょう。
- 故郷の町について作文で説明する。川沿いに大小さまざまな工場が並んでいます。
- たたずまい名詞本文建物や町などが、そこに静かに立っている様子や雰囲気。古い家や町並みをほめるときによく使う。静かな〜落ち着いた〜〜を残す
- 京都へ旅行した留学生が、クラスで感想を話す。古い家が残っていて、町全体が落ち着いたたたずまいでした。
- 気に入った喫茶店について友達に話す。外から見た静かなたたずまいが気に入って、入ってみたんです。
ひらがなで書くことが多い。書き言葉的で、人の姿にも使う。意味は「様子・雰囲気」と言い換えると分かりやすい。 - 漂わせるただよわせる動詞本文においや雰囲気などを、周りに広げる。「〜を漂わせる」の形で、その物が雰囲気やにおいを持っている、という意味になる。雰囲気を〜香りを〜空気を〜
- 会社の近くのパン屋の前を通りながら、同僚に。このパン屋はいつも焼きたての香りを漂わせていますね。
- 古い旅館について友達に話す。その旅館は昭和の雰囲気を漂わせていて、外国の友達に人気があります。
自動詞「漂う」との対で導入する(香りが漂う/香りを漂わせる)。 - 団地だんち名詞扉のページ同じ形の集合住宅がたくさん集まって建っている所。昔からある団地は家賃が安いことが多い。〜に住む古い〜〜の中
- 同じ会社の人に、どこに住んでいるのか聞かれた。駅の南にある団地に住んでいます。家賃が安いので助かっています。
- 市役所の外国人相談の窓口で、住まいについて聞く。団地の部屋を借りたいんですが、どこで申し込めばいいですか。
- 包まれるつつまれる動詞本文「包む」の受身。周り全部を何かにおおわれる。「〜に包まれる」の形で、空気や雰囲気、光などに使う。空気に〜光に〜静けさに〜
- 田舎にある祖父母の家で過ごした話をする。朝は鳥の声と静かな空気に包まれて、本当によく眠れました。
- 夜景を見に行った感想を友達に話す。町全体がオレンジ色の光に包まれていて、きれいでした。
物を「紙で包む」の受身からの広がり。雰囲気や空気に使う用法を本文で確かめる。 - 通り抜け禁止とおりぬけきんし名詞本文ここを通って向こう側へ行ってはいけない、という意味の表示。マンションの敷地や私有地の看板でよく見る。〜の看板〜と書いてある
- 近道をしようとした留学生に、日本人の友達が看板を指して言う。ここ、通り抜け禁止って書いてあるよ。回り道しよう。
- 配達のアルバイトで、先輩が新人に注意する。あのマンションの裏は通り抜け禁止だから、正面から入ってね。
「通り抜ける」=通って向こう側に出る。「禁止」は「立入禁止」「駐車禁止」など町の表示に多い。 - 読書するどくしょする動詞本文本を読むこと。「本を読む」より少し改まった言い方。〜が趣味だ寝る前に〜〜の時間
- 自己紹介で趣味を言う。趣味は読書で、最近は日本の小説を日本語で読んでいます。
- 通勤の電車で何をしているか、同僚に聞かれた。電車の中では読書することにしています。
- 半ばなかば名詞本文ある期間や、物のちょうど真ん中あたり。「10月半ば」「30代半ば」のように、期間や年齢を表す語のあとに付けて使うことが多い。◯月〜◯代〜〜に
- 帰国の予定を担任の先生に伝える。12月半ばに一度国へ帰って、1月の初めに戻ってきます。
- 会社の飲み会で、上司に家族のことを聞かれた。父はもう60代半ばですが、まだ毎日畑に出ています。
書き言葉的。話し言葉では「中ごろ」「真ん中ぐらい」のほうが自然。「道半ば(まだ途中)」という言い方もある。 - 何だかなんだか副詞本文理由ははっきり言えないが、なんとなくそう感じる、という気持ちを表す。〜寂しい〜変だ〜〜ような気がする
- 友達が帰国した次の日、教室で隣の席を見て。隣の席が空いていると、何だか寂しいですね。
- 会社で朝から体調が悪い。上司に相談する。朝から何だか頭が重いので、早めに帰ってもいいでしょうか。
「なんとなく」とほぼ同じ。感情や体の感じを表す形容詞といっしょに使うことが多い。 - 日ひ名詞本文太陽、または太陽の光。「日が当たる」「日を浴びる」の形でよく使う。〜が当たる〜を浴びる〜が暮れる
- 不動産屋で部屋を見ている。担当者が説明する。この部屋は南向きで、午後までよく日が当たりますよ。
- 冬の夕方、仕事の帰りに同僚と。最近は5時には日が暮れてしまいますね。
この課では太陽の光の意味。「日(にち・か)」=日付の読みと区別する。 - ベンチ名詞本文公園や駅などに置いてある、何人かで座れる長いいす。〜に座る公園の〜〜で休む
- 買い物の途中で友達が疲れたと言う。ちょっとあのベンチで休もうか。
- 昼休みの過ごし方を同僚に聞かれた。天気がいい日は、会社の前のベンチでお弁当を食べています。
- 皆みな名詞ことばを確かめようそこにいる人や、関係のある人の全部。「みんな」の少し改まった形。〜さん〜が〜で
- 会社の朝礼で部長が話し始める。今日は皆さんにお知らせがあります。
- 帰国する留学生が、クラスで最後のあいさつをする。クラスの皆のおかげで、楽しい一年でした。
話し言葉では「みんな」。書き言葉や丁寧な場面では「みな」「皆さん」。