やさしい読み物を大量に読むことで、読解の流暢さと語彙・文法の定着をはかる学習法。精読(一文ずつ丁寧に分析する読み方)と対になる。
実践では①やさしいものから読む ②辞書を引かない ③分からないところは飛ばす ④つまらなければやめて次へという原則が共有されている。理解可能なインプットを大量に浴びるという発想はクラッシェンのインプット仮説と通じ、読むこと自体を楽しむ経験が動機づけを支える。
成立の条件はレベル別読み物(多読用図書)がそろっていること。難しい素材を辞書なしで読ませても挫折するだけで、「辞書を引かない」は素材が易しいことと一体の原則である。理解の確認テストを課すと精読に戻ってしまうため、記録と共有にとどめるのが一般的。