依頼する・断る・謝る・許可を求めるといった、言語で何をするか(言語機能)を軸に学習項目を配列したシラバス。ウィルキンズ(Wilkins)の概念・機能シラバス(notional-functional syllabus)に由来し、コミュニカティブ・アプローチの広がりとともに定着した。
「時」「量」「因果」といった概念を軸にする概念シラバスと合わせて論じられることが多い。同じ「依頼」でも相手や場面によって表現の丁寧さが変わるため、待遇表現やポライトネスの指導と結びつけやすい。
難点は、機能ごとに必要な文法が難易度順に並ばないこと。初級で「断る」を扱おうとすると、まだ習っていない複雑な形式が必要になる。そのため構造シラバスと組み合わせて使われるのが普通である。