個別の言語ではなく、言語そのものに共通する性質を明らかにしようとする分野。特定の言語の記述(日本語学・英語学)を超えて、人間の言語がどんな仕組みで成り立っているかを扱う。
扱う層によって音声学・音韻論・形態論・統語論・意味論・語用論に分かれ、社会との関係を見る社会言語学、心理過程を見る心理言語学、言語どうしを比べる対照言語学が周辺に広がる。近代言語学の出発点はソシュールで、言語を体系として捉える態度がここで定まった。
日本語教育では、日本語の特徴を「日本語だけを見ていては分からないもの」として位置づけ直すために要る。膠着語である・SOV型である・主要部が後ろに来るといった記述は、いずれも他の言語と並べて初めて意味を持つ。