本文を読むための語(43語)
扉・本文・「ことばを確かめよう」「内容を確かめよう」に出る語です。
- 当てになるあてになる連語本文信じて頼ることができる。「当てにならない」の形で、頼れないという意味で使うことが多い。〜ならない天気予報は〜〜人
- 遠足の日の天気を心配する留学生に、友だちが言う。週間予報はあまり当てにならないよ。前の日にもう一度見よう。
- 遅刻の多い同僚について、先輩がこぼす。彼の「すぐ行きます」は当てにならないから、先に始めましょう。
- あわてる動詞本文急なことに驚いて、落ち着きをなくす。急いで何かをしようとして混乱する。〜て〜ないで〜て出る
- 留学生が、朝の失敗を友だちに話す。寝坊してあわてて出たら、財布を忘れた。
- 地震のとき、上司が部下に声をかける。あわてないで。まず机の下に入ってください。
- 言い伝えいいつたえ名詞本文昔から人から人へ話して伝えられてきた話や教え。昔からの〜〜によると〜を信じる
- 留学生が、自分の国の天気の知識をクラスで紹介する。私の国には、鳥が低く飛ぶと雨が降るという言い伝えがあります。
- 日本人の同僚が、地元の話をする。村の言い伝えによると、あの山には神様が住んでいるそうです。
- 異常いじょうな形容詞本文ふつうと違っていて、正しくない、または危ない状態だ。〜な暑さ〜気象〜がある
- 真夏に、留学生が国の家族に電話で話す。今年の日本は異常な暑さで、夜も30度より下がらないんだ。
- 工場で、機械の音がいつもと違う。作業員が上司に報告する。この機械、音が異常です。一度止めて点検してもいいですか。
名詞としても使う(「異常がない」「異常気象」)。 - いとなみ名詞本文生活や仕事として、毎日続けて行っていること。「自然のいとなみ」のように、人以外が続けている動きにも使う。日々の〜自然の〜人間の〜
- 留学生が、田舎にホームステイした感想を作文に書く。朝早く畑に出て、暗くなったら休む。そんな毎日のいとなみを見て、時間の流れがゆっくり感じられた。
- 山に登った同僚が、写真を見せながら話す。季節ごとに花が咲いて、実がなって、葉が落ちる。自然のいとなみって、すごいよね。
- 命いのち名詞本文生きているものが生きている、そのもとになるもの。死ぬと終わる。〜を守る〜を落とす〜にかかわる
- 台風のニュースを見ながら、留学生が寮の友だちと話す。川の近くは危ないって。命を守るために、早めに避難したほうがいいね。
- 工場で、安全教育の担当者が新しい社員に話す。この機械の事故は命にかかわります。必ず二人で確認してから動かしてください。
- いのる動詞本文神や仏に、願いがかなうように頼む。人の幸せなどを強く願う。神に〜成功を〜〜ように〜
- 留学生が、帰国する友だちにメッセージを送る。国に帰っても元気でね。これからの成功をいのっています。
- 台風の夜、同僚が家族と電話したあとで言う。実家の近くの川が心配で、何も起きないようにいのるばかりです。
- うばう動詞本文人のものを力ずくで取る。命や時間など、大切なものを失わせる。命を〜時間を〜心を〜
- 留学生が、災害のニュースを見て作文に書く。地震は、一度に多くの人の命をうばってしまった。
- 同僚が、休みの日の過ごし方について言う。スマホがいちばん時間をうばっているよね。気づいたら2時間たっている。
- 欠かせないかかせない連語本文それがないと困る、絶対に必要だ。動詞「欠かす」の可能形の否定が、い形容詞のように使われる。〜に欠かせない生活に〜〜もの
- 留学生が、自分の国の料理をクラスメートに紹介している。この料理にはこのスパイスが欠かせないんです。これがないと味が全然違います。
- 会社の先輩が、新人に仕事で使うソフトについて教える。このソフトは事務の仕事に欠かせないから、使い方を早めに覚えておいてね。
- 各地かくち名詞本文それぞれの土地。いろいろな場所。日本〜〜で〜の天気
- 留学生が、ニュースを見ながら寮の友だちに言う。今日は各地で35度を超えたんだって。外に出たくないね。
- 出張の多い同僚が、昼休みに話す。仕事で各地を回っているので、その土地の名物にはくわしいですよ。
- かけがえのない連語本文ほかのものと取り替えることができないほど大切な。名詞の前に置いて使う。〜命〜人〜時間
- 留学生が、帰国前のスピーチで話す。ここで出会った友だちは、私にとってかけがえのない宝物です。
- 会社の社長が、安全についての朝礼で言う。一人一人の命はかけがえのないものです。急ぐより、安全を優先してください。
- 神かみ名詞本文人の力をこえた、特別な力を持つと信じられている存在。〜にいのる〜を信じる〜に頼む
- 試験の前に神社に行った留学生が、友だちに話す。合格できますようにって、神様にいのってきた。
- 同僚が、大事な契約の前に言う。できることは全部やった。あとは神に頼むしかない。
会話では「神様(かみさま)」と言うことが多い。 - 観察かんさつ名詞(する)本文物や人の様子を、注意してよく見ること。「〜する」の形で動詞として使う。〜する〜を続ける〜日記
- 小学生の子どもがいる同僚が、夏休みの宿題について話す。子どもがあさがおを観察して、毎日絵を描いているんです。
- 留学生が、会話がうまくなった理由を先生に話す。店で、日本人がどんなふうに注文するか観察して、まねしてみました。
- 観測かんそく名詞(する)本文天気や星など、自然の様子を道具を使って調べて記録すること。「〜する」の形でも使う。〜する〜史上気温を〜する
- 暑い日に、留学生がニュースの表現を友だちに確かめる。「観測史上最高」って、記録を取り始めてからいちばん高いっていう意味だよね。
- 天文部だった同僚が、週末の予定を話す。山に星を観測しに行きます。街の光がないと、本当にきれいに見えるんです。
- 気象きしょう名詞本文雨、風、気温など、空気の中で起こる天気の現象。〜情報異常〜〜庁
- 留学生が、ニュースで聞いた言葉について先生に聞く。「気象庁」というのは、天気を調べて発表する国の役所のことですか。
- 配達の仕事をしている人が、朝礼で言う。今日は気象情報をこまめに確認して、危ないときは無理をしないでください。
- 洪水こうずい名詞本文大雨などで川の水があふれて、町や田畑に流れ込むこと。〜が起こる〜の被害〜になる
- 留学生が、国の家族の様子を先生に話す。先週、私の町で洪水があって、家の1階まで水が来たそうです。
- 会社の防災訓練で、担当者が説明する。この地域は川に近いので、洪水のときの避難場所を確認しておいてください。
- 時期じき名詞本文何かをするのにちょうどいい時や、ある決まった期間。〜が来る田植えの〜この〜
- 留学生が、アルバイト先の店長に質問する。新しい人を募集する時期は、だいたい決まっていますか。
- 同僚が、引っ越しの相談をする。3月は引っ越しの時期だから、早めに業者を予約したほうがいいよ。
- 〜次第〜しだいその他本文「N+次第だ」の形で、「〜によって決まる」という意味。「動詞のます形+次第」は「〜したらすぐに」という別の使い方。天気〜だ本人の努力〜着き〜連絡する
- 週末のバーベキューをやるかどうか、友だちに聞かれて答える。やるかどうかは天気次第だね。雨だったら家で鍋にしよう。
- 会社で、荷物の到着を待っている上司に報告する。荷物が着き次第、すぐにお持ちします。
「〜によって決まる」の意味では文末が「〜次第だ」になる。「〜したらすぐ」の意味では後ろに文が続く。 - したがう動詞本文決まりや指示、人の言うことのとおりにする。「〜にしたがって」の形で「〜につれて」の意味にもなる。指示に〜ルールに〜〜にしたがって
- 避難訓練で、先生が留学生に説明する。火事のときは、係の人の指示にしたがって、階段で下りてください。
- 工場で、先輩が新人に言う。自分のやり方ではなく、マニュアルにしたがって作業してください。
- 収穫しゅうかく名詞(する)本文畑や田んぼで育てた米や野菜をとること。「〜する」の形でも使う。旅行や勉強などで「得たもの」という意味でも使う。米を〜する〜の時期大きな〜
- 留学生が、農家でのアルバイトについて先生に話す。先週、りんごの収穫を手伝いました。朝から晩まで、腕が痛くなるほどでした。
- 研修に参加した社員が、上司に感想を報告する。他の会社の人と話せたのが、今回いちばんの収穫でした。
- 進歩しんぽ名詞(する)本文前よりよくなること。技術や能力が発達すること。「〜する」の形で動詞として使う。〜する技術の〜〜が速い
- 日本語の先生が、作文の評価を留学生に返す。半年前と比べて、ずいぶん進歩しましたね。文の長さも、つなぎ方も変わりました。
- 会社で、新しい翻訳ソフトを試した同僚が言う。翻訳の技術は進歩が速いですね。去年のものとは別物です。
- 数時間すうじかん名詞本文2〜3時間から5〜6時間くらいの、はっきり言わない時間の長さ。〜かかる〜で〜おきに
- 留学生が、役所の手続きにかかった時間を友だちに話す。窓口がこんでいて、数時間かかったよ。朝いちばんに行けばよかった。
- 会社で、データの処理について同僚に説明する。この作業は数時間で終わります。終わったら連絡しますね。
- 数時間後すうじかんご名詞本文数時間たったあと。〜に〜の
- 留学生が、嵐の日のできごとを日記に書く。朝は晴れていたのに、数時間後には雨と風で外に出られなくなった。
- 配達の遅れを、同僚が客に電話で説明する。道路がこんでいるので、到着は数時間後になりそうです。
- 知恵ちえ名詞本文物事をうまく進めるための、考える力や経験から生まれた工夫。〜を出す生活の〜昔の人の〜
- 留学生が、ホームステイ先で教わったことを友だちに話す。新聞紙で窓の水滴を取るなんて、昔の人の知恵ってすごいね。
- 会議で、問題の解決策が出ない。上司がみんなに言う。一人では無理です。みんなで知恵を出し合いましょう。
- 調和ちょうわ名詞(する)本文二つ以上のものが、ぶつからずにうまく合っていること。「〜する」の形でも使う。〜がとれる自然との〜〜する
- 日本庭園を見学した留学生が、感想を作文に書く。石と木と水が調和していて、どこを見ても落ち着いた気持ちになった。
- デザインの仕事をしている人が、同僚に色の相談をする。この青は背景と調和していないと思うんですが、どうでしょうか。
- 手におえないてにおえない連語本文自分の力では、どうすることもできない。〜問題一人では〜〜ほど
- 留学生が、アパートの水もれについて管理会社に電話する。自分でふいてみたんですが、手におえないので、見に来てもらえませんか。
- 会社で、新人が先輩に相談する。このクレームは私一人では手におえません。いっしょに対応していただけますか。
- てるてるぼうず名詞本文明日晴れるように願って、白い紙や布で作り、窓のそばにつるす人形。〜を作る〜をつるす
- 遠足の前の日、留学生がホームステイ先の子どもと話す。てるてるぼうず、いっしょに作ろう。明日、晴れるといいね。
- 運動会の前に、同僚が子どもの話をする。うちの子、窓にてるてるぼうずを3つもつるしているんですよ。
- とける動詞本文雪や氷が、あたたかくなって水になる。固いものが熱で液体になる。雪が〜氷が〜バターが〜
- 雪が降った次の日、留学生がルームメイトと出かける。道の雪がとけて、歩きにくいね。長靴をはいてくればよかった。
- 夏の職場で、同僚が冷蔵庫を開けて言う。冷蔵庫の調子が悪くて、アイスが全部とけてしまった。
- 〜とともにその他本文「N+とともに」の形で、「〜といっしょに」という意味。「動詞の辞書形/N+とともに」で「〜と同時に」「〜にしたがって」という意味にもなる。家族〜時代〜変わる年齢〜
- 留学生が、スピーチで日本での生活をふり返る。この2年間、クラスの仲間とともに学んだことは、一生の宝物です。
- 会社の先輩が、仕事の変化について新人に話す。技術の進歩とともに、この仕事のやり方も大きく変わりました。
書き言葉的。会話では「〜といっしょに」「〜につれて」のほうが自然なことが多い。 - 流れながれ名詞本文水や空気などが、ある方向へ動いていくこと。時間や話が進んでいく様子にも使う。川の〜雲の〜話の〜
- 河原でバーベキューをしている留学生が、川を見ながら友だちに言う。今日は流れが速いから、川の中には入らないほうがいいよ。
- 会議のあと、新人が先輩に質問する。途中から話の流れがわからなくなってしまいました。もう一度説明してもらえますか。
- なくてはならない連語本文絶対に必要だ。「Nがなくてはならない」「Nになくてはならない」の形で、それがないと成り立たないという意味。生活に〜〜存在〜もの
- 留学生が、スマートフォンについて作文に書く。地図も辞書もこれ一つ。今の私にはなくてはならないものだ。
- 送別会で、同僚が転勤する先輩にあいさつする。先輩はこのチームになくてはならない人でした。本当にお世話になりました。
「〜なくてはならない」は「〜しなければならない」(義務)の形と同じ。名詞のあとで「必要だ」の意味になることを区別する。 - 〜にもかかわらずその他本文「N/普通形+にもかかわらず」の形で、「〜なのに」という意味。前のことから予想されることと反対の結果が続く。書き言葉的。雨〜努力した〜休日〜
- 留学生が、お礼のメールを大学の先生に書く。お忙しいにもかかわらず、推薦状を書いてくださって、ありがとうございました。
- 社員が、イベントの報告書に書く。大雨にもかかわらず、300人以上の方が来場した。
会話では「〜のに」のほうが自然。 - 農作業のうさぎょう名詞本文田んぼや畑で、米や野菜を育てる仕事。〜をする〜を手伝う〜が忙しい
- 田舎に住む留学生が、週末の予定を先生に話す。近所のおじいさんの農作業を手伝う約束をしています。
- 農家出身の同僚が、連休の予定を話す。今の時期は農作業が忙しいので、連休は実家に帰って手伝います。
- 引き起こすひきおこす動詞本文事故や問題など、よくないことを起こす原因になる。事故を〜問題を〜〜原因
- 留学生が、環境についてのスピーチをする。森を切りすぎたことが、洪水や土砂崩れを引き起こしているそうです。
- 会社の会議で、担当者がトラブルの原因を説明する。小さな入力ミスが、今回の大きなトラブルを引き起こしました。
- 日取りひどり名詞本文行事や大事なことをする日を決めること。また、その決めた日。〜を決める結婚式の〜〜が決まる
- 結婚が決まった同僚に、留学生が聞く。式の日取りはもう決まったんですか。
- 会社で、新しい店のオープンについて上司が言う。オープンの日取りが決まったら、すぐにみんなに知らせます。
- 法則ほうそく名詞本文いつも同じように起こることのきまり。科学や自然の中にある「こうなれば必ずこうなる」という関係。〜を見つける自然の〜〜にしたがう
- 理系の留学生が、日本語の授業で自分の専門を紹介する。物が落ちる速さには法則があって、重さは関係ないんです。
- 営業の社員が、売り上げのデータを見ながら同僚に言う。雨の日は客が減る。これはもう、うちの店の法則みたいなものだね。
- 見直すみなおす動詞本文もう一度よく見て確かめる。これまでのやり方や考え方を、改めて考えて変える。答えを〜生活を〜計画を〜
- 試験の前に、先生が留学生に注意する。書き終わったら、必ず答えを見直してください。
- 健康診断の結果を見た同僚が言う。数字が悪かったので、食生活を見直そうと思います。
- 向きむき名詞本文物や動きが、どの方向を向いているか。「N向き」の形で「〜に合っている」という意味にもなる。風の〜〜を変える子ども〜
- 洗濯物を外に干そうとした留学生に、ルームメイトが言う。風の向きが変わったから、午後は雨になるかもしれないよ。
- 新しいオフィスで、机の置き方を同僚と相談する。机の向きを窓のほうに変えたら、画面が見にくくなりました。
- めずらしいい形容詞本文あまり見たり聞いたりすることがなくて、ふつうとは違う。いつもと違うことについても言う。〜花〜ことに〜くない
- 日本に来て初めての冬。留学生が、東京に住む友だちに電話する。東京で雪が10センチも積もるなんて、めずらしいね。
- いつも遅刻する同僚が、今日は誰よりも早く来た。めずらしいね、今日はどうしたの。
- 夕焼けゆうやけ名詞本文太陽がしずむとき、西の空が赤くなること。〜がきれいだ〜を見る〜空
- 留学生が、帰り道で見た空の写真を SNS に上げる。今日の夕焼け、本当にきれいだった。明日も晴れるかな。
- 残業中に、同僚が窓の外を見て言う。見て、夕焼けがすごいよ。ちょっと休憩しよう。
- よごす動詞本文きれいなものをきたなくする。服を〜手を〜川を〜
- 留学生が、クリーニング店で店員に話す。カレーでシャツをよごしてしまったんですが、落ちますか。
- 工場の見学で、担当者が説明する。工場の水をそのまま流すと川をよごすので、きれいにしてから流しています。
- 予測よそく名詞(する)本文これから起こることを、今わかっていることをもとに前もって考えること。「〜する」の形で動詞として使う。天気を〜する〜がはずれる〜どおり
- 留学生が、週末の花見の計画を友だちと話している。天気予報を見ながら言う。予報では土曜日は晴れだって。でも山の天気は予測しにくいから、雨具も持っていこう。
- 会社で、来月の売り上げについて上司に聞かれて答える。去年のデータから予測すると、来月は注文が2割くらい増えそうです。
- 〜る上で〜るうえでその他本文「動詞の辞書形+上で」の形で、「〜するときに」「〜するために」という意味。後ろには「大切だ」「必要だ」「役に立つ」のような文が来ることが多い。〜上で大切だ〜上で欠かせない〜上で役に立つ
- 日本語学校の先生が、来たばかりの留学生に生活のアドバイスをする。日本で生活する上で、ごみの出し方のルールは最初に覚えておいたほうがいいですよ。
- 会社の先輩が、後輩に報告書の書き方を教えている。報告書を書く上でいちばん大切なのは、結論を最初に書くことです。
名詞に付くときは「Nの上で」(仕事の上で)。