飲食店で注文する場面の「ぼくはうなぎだ」のように、「AはBだ」の形をとりながらA=Bではなく、文脈から補える述語を「だ」が代行している文。奥津敬一郎の命名として知られる。
「ぼくはうなぎだ」は「ぼくはうなぎにする/を注文する」の意で、「は」が主題を示し、そのあとに文脈に依存した説明が続く構造になっている。仲間として、主語が動作主でない「こんにゃくは太らない」(こんにゃくを食べても太らない)などのこんにゃく文がある。
英語のような主語卓越型の言語と対比して、日本語が主題卓越型であることを示す例としてよく引かれる。「は」の主題性を理解していない学習者は、「ぼくはうなぎです」を「私はうなぎという動物です」と解釈してしまう。