文中の要素を取り上げ、同類の他のものとの関係(限定・累加・極端な例など)を示す助詞。は・も・こそ・さえ・でも・だけ・しか・ばかりなどがあり、副助詞・係助詞とも呼ばれる。
格助詞が名詞と述語の関係を示すのに対し、取り立て助詞は暗に他のものを意識させる点が働きの違い。「ビールも飲む」は他にも飲むものがあることを、「ビールだけ飲む」は他は飲まないことを含意する。「が・を」とは共起せず置き換わるが、「に・で」とは重ねられる(学校には行く)。
共起制約が試験のねらいどころ。「しか」は必ず否定と共起し(水しかない)、肯定でも否定でも使える「だけ」と対比される。学習者の「水しかあります」型の誤用は、この制約の未習得として説明される。