必須の教育内容の区分「コミュニケーション能力」の項目の一つ。到達目標は「日本語での社会言語的な適切さに関する知識や社会文化的知識について理解し、学習者の社会言語能力及び社会文化能力を向上させる方法について理解している」とされている。
扱うのは、敬語をどこまで使うか、どこまで踏み込んで質問してよいか、断りをどう切り出すか、沈黙をどう扱うかといった、明文化されていない約束事である。カナルとスウェインの社会言語能力と重なる領域で、ポライトネス・ウチとソト・待遇表現の知識が道具になる。
指導という観点が加わるので、教員には「なんとなくそう言う」を言語化して説明できることが求められる。同時に、自分の側の約束事を唯一の正解として押しつけない視点も要る。