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ラングとパロール(らんぐとぱろーる)

区分5 言語 ・ 日本語教員試験の用語

ソシュールによる区別。社会の成員が共有する体系としての言語がラング、個人が実際に行う個別の発話がパロールである。言語学がまず対象とするのはラングのほうで、個々の言い間違いや癖ではなくその背後の約束事を見る。

語の音のかたち(シニフィアン)と意味内容(シニフィエ)の結びつきに必然性がないことを言語の恣意性という。犬を「イヌ」と呼ぶ理由は音の側にはない。ただし擬音語・擬態語は音と意味に結びつきが感じられ、恣意性が弱い領域として扱われる。

ある時点の状態を切り取る共時態と、時間に沿った変化を追う通時態の区別も同じ枠組みから出ている。のちにチョムスキーが立てた言語能力と言語運用の区別と混同しやすいが、ラングが社会が共有するものであるのに対し、言語能力は個人の頭の中の知識を指す点が違う。

提唱・出典: ソシュール(Saussure)
関連用語
一般言語学 オノマトペ(擬音語・擬態語) 言語普遍性
もっとくわしく: 一般言語学と対照言語学 — 言語をどう分けて、どう比べるかこの用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
この用語が出る練習問題
ラングとパロールの区別基礎試験 ドリル — 解いて確かめる 言語の恣意性基礎試験 ドリル — 解いて確かめる
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