連声は「因(いん)+縁(えん)→いんねん」「観+音→かんのん」のように、前の音の影響で次の音が変わる現象。
音位転換は「あらたし→あたらし」「さんざか→さざんか」のように、語の中の音の順序が入れ替わる現象。
ほかに、隣の音に似ていく同化、逆に似ないよう離れる異化がある。撥音「ん」が後続音に合わせて変わるのは同化の例。
連声の例には、「反応(はん+おう→はんのう)」「天皇(てん+おう→てんのう)」がある。音読みを一字ずつつないで読みを予想する学習者は「はんおう」と読んでしまいやすい。漢字の読みを字ごとに足し算するだけでは届かない語があるので、新しい漢語は辞書で読みを確かめる習慣をつけさせたい。
音位転換は、話しことばの言い誤りにも見られる。「ふんいき(雰囲気)」を「ふいんき」と言うのはその例として挙げられることがある。また「しだらない」が「だらしない」になったのも音位転換の例とされる。学習者の聞き取りで混乱が起きたときに、こうした仕組みを知っていると説明しやすい。
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