クラッシェンの5仮説の一つ。意識的な学習によって得た文法知識は、発話や作文を生み出す力にはならず、産出したものを点検・修正する監視装置(モニター)としてのみ働くとする主張。
モニターが働くには、①十分な時間がある ②言語形式に注意が向いている ③規則を知っているという3条件がそろう必要があるとされる。したがって作文や推敲では働きやすく、速いテンポの会話では働きにくい。
モニターに頼りすぎて発話が滞る学習者(過剰使用)と、まったく使わず正確さを欠く学習者(過少使用)の対比で事例化されやすい。「モニター=教師による訂正」ではなく、あくまで学習者自身の内的な自己点検を指す点に注意。