日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

メリルのID第一原理(めりるのあいでぃーだいいちげんり)

区分4 言語と教育 ・ 日本語教員試験の用語

メリルが、多くのインストラクショナルデザイン理論に共通する要素を抜き出してまとめた原理。現実世界の課題を中心に置き、その周りに活性化・例示・応用(適用)・統合を配置する。

活性化=すでに持っている知識や経験を呼び起こす、例示=新しい知識を実例で示す、応用=実際にやってみる、統合=学んだことを自分の生活や仕事に取り込む、という流れになる。学習者が課題に取り組む中で学ぶという点で構成主義寄りの設計思想である。

課題遂行を軸に置く点で、TBLTや日本語教育の参照枠の行動中心アプローチとも発想が近い。「規則の暗記から出発する」といった説明の選択肢は逆になるので誤り。

提唱・出典: メリル
具体例

「日本の病院で受付から診察までを一人でできる」という現実の課題を中心にした授業を考える。まず学習者に自分の国で病院に行った経験を話させ(活性化)、受付での会話の動画を見せ(例示)、ロールプレイで実際に受付をしてみる(応用)。最後に、自分が住む地域の病院に行くとき何を準備するかを話し合わせる(統合)。

文法の規則を先に説明し、ドリルを繰り返すことから始める授業は、メリルの第一原理から見ると出発点が違う。第一原理では、まず学習者が取り組む現実の課題を示し、その課題をこなすために必要な知識を、例や練習を通して身につけていく。規則の説明も、課題をこなすのに必要な知識として、実例を示す段階(例示)の中で扱われる。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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もっとくわしく: ICTとインストラクショナルデザイン — 道具ではなく設計の話この用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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