コースや単元の途中で行い、その結果を指導と学習の改善に生かすための評価。毎回の小テスト、宿題の点検、教室での観察、学習者の自己チェックなどが含まれる。
成績をつけて順位を決めることが目的ではない点が最重要。小テストで多くの学習者がつまずいた項目を次の授業で扱い直す、進度や活動の設計を変える、といった教師側の行動の変化に結びついて初めて形成的評価として機能する。学習者へのフィードバックを通じて、学び方の調整を促す役割ももつ。
同じ小テストでも、成績算入のために実施すれば総括的評価になる。いつ行うかだけでなく、結果を何に使うかで決まるという点が要点。「形成的評価=中間試験」と単純化した選択肢は誤り。
毎回の授業の始めに5分間の小テストを行う。採点結果から、多くの学習者が「〜ばかり」と「〜だけ」を混同していると分かったので、その日の授業で両者を比べる練習を追加した。小テストの点数は成績に入れず、学習者には間違えた語を自分で確認するよう伝えた。
授業の終わりに、学習者に「今日の内容がよく分かった・少し分かった・分からなかった」を紙に書いて出してもらう方法もある。教師はそれを見て次回の進め方を調整する。点数をつけない簡単な確認でも、結果を指導の改善に使えば形成的評価として働く。学習者にとっても、自分の理解度を意識するきっかけになる。
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