話し手の属性や所属集団によって使い分けられる語彙。性別・年齢・職業・階層などの違いに対応して現れる語のまとまりを指し、その違い自体は位相差と呼ばれる。
具体例としては、女性語とされる「あら」「〜だわ」、幼児語の「ワンワン」「ブーブー」、僧侶や商人などの集団語(職業語・仲間ことば)、学生や業界内でだけ通じる隠語などがある。若者言葉も年齢層による位相差の一つとして扱われる。
位相は「使う人」による違い、文体・待遇レベルは「場面」による違い。試験ではこの2つの軸を混同させる選択肢が出る。また、位相語は実態というよりその集団らしさのイメージを担っていることが多く、役割語と地続きの現象である。