その方言の話者ではない人が、場を和ませる・ツッコミを入れる・キャラクターを演出するといった目的で、一時的に方言らしい言い方を借りて使う現象。田中ゆかりが名づけた。
「なんでやねん」「〜だべ」のように、実際の地域社会の言語体系ではなくメディアを通じて共有されたステレオタイプが借りられる点が特徴で、役割語と同じ仕組みの上に成り立っている。
生活の言語としての方言(地域方言)と、演出の資源としての方言(バーチャル方言)は別物だという整理が要点。方言が衰退の一途をたどるという単純な図式への反証としても取り上げられる。