日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

部分否定と全体否定(ぶぶんひていとぜんたいひてい)

区分5 言語 ・ 日本語教員試験の用語

「学生が全員来なかった」は全体否定(誰も来なかった)に読まれやすく、「全員は来なかった」は部分否定(来た人もいる)になる。

ここで働いているのが「は」の対比の機能で、否定の及ぶ範囲を限定する。「あまり」「必ずしも」「全部」などと否定の組み合わせは学習者が誤解しやすく、読解でも問われる。

具体例

「宿題を全部しなかった」は一つもしなかったと読まれやすいが、「宿題を全部はしなかった」と「は」を入れると、「全部」という範囲だけが否定され、少しはしたことが伝わる。学習者に二つの文を並べ、「では、どのくらいしたのか」を問うと、「は」が否定の範囲を変えていることに気づきやすい。

「必ずしも正しいとは限らない」「あまり好きではない」のように、副詞と否定がセットになる表現は、全面的な否定ではない。読解で筆者の主張を読み取るとき、「必ずしも〜ない」を「まったく〜ない」と取り違えると、選択肢の判断を誤る。部分否定の表現は、意味の強さを数直線で示すと整理しやすい。

混同しやすい語との違い
押さえどころ
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もっとくわしく: 日本語の文法(2)文の組み立て — 助詞・主題・複文この用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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