誤用分析における代表的な分類。母語など他の言語の影響で生じる誤りが言語間の誤り(言語間エラー)、目標言語そのものの内部の規則をめぐって生じる誤りが言語内の誤り(言語内エラー)である。
言語内の誤りの典型が過剰般化(過剰一般化)。習った規則を例外にまで広げてしまうもので、「読みます→読まない」の規則を当てはめて「する→さない」としたり、動詞のて形をすべて「〜って」にしたりする例が当たる。母語が異なる学習者にも共通して現れるのが特徴である。
「誤りはすべて母語干渉が原因」という選択肢はひっかけ。母語背景が違うのに同じ誤りが出るなら言語内の誤りを疑う、という判断の筋道が事例問題で問われる。
「する」の否定を「さない」とする、「来る」を五段動詞のように活用させて「来らない」とする、といった誤りは、母語の異なる学習者に共通して見られることがある。母語の影響では説明しにくく、日本語の活用規則を広げて当てはめた結果と考えられるので、言語内の誤りに分類される。
一方、母語の音の区別に引きずられた発音の誤りや、母語の語順のまま日本語の語を並べてしまう誤りは、言語間の誤りの例である。ただし一つの誤りが両方の要因から生じていると考えられる場合もあり、教師は学習者の母語と日本語の規則の両面から原因を推測することになる。
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