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対照分析仮説(たいしょうぶんせきかせつ)

区分3 言語と心理 ・ 日本語教員試験の用語

母語と目標言語の構造をあらかじめ比較(対照)すれば、相違点=困難点、類似点=容易な点として学習上の困難を予測できるとした立場。ラド(Lado)らによって1950年代に唱えられ、行動主義心理学の習慣形成説を背景に持つ。

しかし実際には、対照分析が予測した誤りが現れなかったり、逆に予測されなかった誤りが多く観察されたりした。母語が違っても似た誤りが出ることも分かり、誤用を母語の干渉だけでは説明できないことが明らかになった。

この行き詰まりを受けて、学習者が実際に産出した誤用そのものを出発点にする誤用分析へ、さらに学習者言語を体系として捉える中間言語研究へと関心が移った。この流れ(対照分析 → 誤用分析 → 中間言語)は出題されやすい。なお対照分析そのものが無価値になったわけではなく、教材作成や誤りの説明には現在も活用される。

提唱・出典: ラド(Lado)
関連用語
正の転移と負の転移 誤用分析 中間言語
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