ブラウンとレヴィンソン(Brown & Levinson)が提唱した、円滑な人間関係を築き維持するための言語的な配慮を説明する理論。人はだれでも「他者に認められたい・近づきたい」というポジティブ・フェイスと、「自分の領域を邪魔されたくない」というネガティブ・フェイスという2つの欲求(フェイス)を持つと考える。
ポジティブ・フェイスに向けた配慮(ほめる・共感する・仲間として扱う)がポジティブ・ポライトネス、ネガティブ・フェイスに向けた配慮(婉曲に頼む・選択の余地を残す)がネガティブ・ポライトネス。
「ポライトネス=丁寧な敬語」ではない点が最重要。敬語の有無にかかわらず、あらゆる言語に見られる普遍的な配慮の仕組みを指す。