自分の学習そのものを一段上から把握し、計画・モニター(点検)・評価する方略。オックスフォードの分類では、情意ストラテジー・社会的ストラテジーとともに間接ストラテジーに含まれる。
「今週は聴解に時間を使うと決める」「自分がどこでつまずいているか確かめる」「学期末に達成度を振り返る」といった行動が当たる。言語材料そのものを操作する認知ストラテジー(要約する・ノートを取る・繰り返して練習する)とは階層が異なる点が定義の核心である。
自分の認知過程についての認識をメタ認知といい、それを働かせる力は学習者オートノミーや自己評価・ポートフォリオ評価と直結する。認知ストラテジーとの入れ替えに注意。
学期の初めに「今学期は読解問題を毎週2回分解く」と目標を立て、毎週の終わりに正答率を記録し、伸びない部分があれば解き方を変える。この計画・点検・評価の流れがメタ認知ストラテジーの典型である。問題を解くこと自体ではなく、解き方や進め方を一段上から管理している点が要点になる。
授業の最後に「今日できるようになったこと」「まだ難しいこと」を書く振り返りシートや、Can do リストで自分の到達度を確かめる活動は、メタ認知ストラテジーを使う機会を授業の中に組み込む方法である。教師が振り返りの観点を示しておくと、学習者は自分の学び方を言葉にしやすくなる。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。