実際の学習者を相手に授業を行う、教育実習の中心となる段階。相手が本物なので、想定していない反応や質問が返ってくる。
教案どおりに進まなかったときにどう立て直すかは、この段階でしか学べない。予定した練習を削る、説明を言い換える、その場で出た誤用を扱うといった判断が求められる。
実施後は指導教員や他の実習生との検討会を持ち、記録と合わせて振り返る。教壇実習は「やって終わり」ではなく、振り返りまでを含めて一つの学びになる。
教案では「〜たいです」の応用練習に15分を予定していたが、導入で「ほしいです」との違いを質問され、残りが5分になったとする。ここで予定の練習をすべてこなそうとせず、ペアの活動を一つに絞り、質問への詳しい答えは次回に回すと伝える。こうした判断は、相手が本物の学習者である教壇実習でしか練習できない。
授業のあと、指導教員から「練習の指示が長く、学習者が何をするのか分からないまま始めていた」と指摘されたとする。録画や観察の記録と照らして事実を確かめ、次の授業では「例を一つ見せてから始める」と具体的に決める。こうした振り返りまでを含めて一回の実習と考える。
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