慣れ親しんだ文化的な手がかり(あいさつ、距離のとり方、暗黙のルールなど)が通じない環境に置かれたときに生じる、不安・混乱・いらだち・無力感などの心理的反応。文化人類学者オバーグ(Oberg)が広めた概念とされる。
単なる「驚き」ではなく、自分の行動の指針が失われることによるストレス反応である。頭痛・不眠・過度の疲労といった身体症状や、ホスト社会への強い批判、母国の理想化といった形で現れることもある。
重要なのは、これが異常ではなく適応過程で誰にでも起こる正常な段階だという捉え方。教育の場では、本人の努力不足や性格の問題として扱わず、時期に応じた支援を行うことが求められる。